2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

家族再会

昨日は正月以来ひさしぶりにかみさんのお姉さんたちと会食。場所は琴似神社そばの「志んぼ」。2011年に亡くなった義父の誕生日にかこつけて集まりました。大正最後=昭和元年生まれなので生きてれば94才か。 かみさんの実家は札幌の漢方の方ではなく、西洋医…

日本人と武士道という幻想

ここ半年くらいけっこう江戸時代の武士を描いた小説を読み続けています。主として藤沢周平、それが終わった後時代をさかのぼって山本周五郎。いいのもあるけれど描き方や人間のとらえ方がちょっと違いを感じ、自分と似た世代1950年前後生まれの作家の小説を…

「お楽しみはこれからだ」とユダヤ人の伝統

『週刊文春』の能町みねこさんの「言葉尻とらえ隊」で、Black Lives Matterの訳についていろいろと書いていましたが、これは何回も書いているのでパス。けっこういい意見もあったのですが。 またドン・プーレンですが今度は音楽ではなくタイトルの英語につい…

ゴボウの力

例えば豚汁はゴボウがいい味を出していると人(かみさん)は言うけれど、僕的には豚バラとならんでゴボウが主役だ。あと豆腐とこんにゃくも欠かせない。ジャガイモと玉ねぎはあった方がいいという程度です。写真のきんぴらごぼうは自家製ですが、最近のレシ…

うまくいかない

昨日は今学期はじめての対面授業でした。半年ぶりに大学に入りました。非常勤講師室で出勤簿に印鑑を押し、マイクを持って教室に。ノート・パソコンを起動させて、最初の音楽がちゃんと出るか確認。出ましたが、その後のスライドに挿入している音の確認をし…

Blacl Lives Matterの訳

コロナ禍の最中にアメリカのミネアポリスで起きた白人警官による黒人の圧殺事件。続いてアトランタで起きた銃殺事件。コロナによる格差拡大に不満を持っていた黒人やヒスパニック系の人たちの怒りと、それに賛同する白人を含めた人たちのデモがメディアに頻…

ライブの勢いと粗さ

今回はディランのCDを何枚か聞き続けました。1975年『血の轍』、76年の『欲望』の後のライブ『ハード・レイン』。Shelter from the Stormもライブではパワーがあるというよりも粗さが気になる。もともとディランの歌唱って言葉をぶっきらぼうに投げ出すよう…

ディランとユダヤの血

何回かBSで目にする『ヴィンセントが教えてくれた事』(2014)。ビル・マーレイ主演の映画で詳細は省略。そのエンド・ロールでヴィンセントがヘッドフォンから流れていくる音楽に合わせて歌う下手な歌がShelter from the Storm。1975年のBlood on the Tracks…

また歩く

前に「歩く」というタイトルで書いたので、その2という意味で。 昨日の夕方はかみさんと散歩。今朝アイフォンを見ると15,000歩となっていた。これって多いのかどうかよく分かりません。でも1時間以上歩いたような。身長×0.45×歩数=距離のようです。7~8キ…

ブログのおかげ

コロナでも、テニスができなくても、非常勤の仕事が遠隔授業でも、ブログがあってかなり助かっています。読んだり聞いたりインプットした事って、やっぱり誰かに語りたい。教えたり、意見を聞いたり。 確かに菜園造りや散歩や買い物、家族との会話も大事だけ…

イライラしない

今週は月曜と水曜に出かけようとして出かけなかった。天気もぐずついていたけれど、何か積極的に出かけたい気持ちになれなかったような気がします。もちろん不要不急の用事ではなく、週1か10日に1回のランチを兼ねた買い物。買い物を兼ねたランチか。で、出…

ネヴィル・ブラザーズ、ニューオーリンズ、ファンク

Song around the worldのAll Along the Watchtowerで歌っていたシリルはネヴィル・ブラザーズの4兄弟の末弟。最近書いたJunco Partnersのジェームズ・ブッカー、アラン・トゥ―サンなど大物たちとセッションを重ねミ―ターズを結成し、ニューオーリンズを代表…

ジャズと越境と連帯

ドン・プーレンについては何度も書いているの一部ダブっていると思いますが、確認するのは面倒なのでチェックはしていませんので、ご容赦。 ドン・プーレンのOde to Life with the African-Brazilian Connection (1993)ではyoutubeでよく聞いた/見たEl Mata…

Do the Right Thingの先見性か普遍性か

夕刊にスパイク・リーのDo the Right Thingと今回の白人警官による黒人への暴力の類似性についてのエッセイがあった。と書こうとしたらまた(白人)警官による黒人(容疑者)への事件が起きました。今度は発砲・殺人事件。警官が黒人に手錠をかけようとした…

『若草物語』が映画化され続ける理由

女優で監督のグレタ・ガーウィックの『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』(Little Women 、2019)が週刊誌(『文春』)の辛口の映画評論家にも絶賛されています。だけど日本の映画配給会社の題名のセンスってずっと変わらない。説明的な長…

苦~中間~楽

ギリシャ神話に登場するシジフォスは永遠の苦行を課せられた人物だが、例によってシシュポスとかシーシュポスとか濁音、破裂音などの違いで表記が面倒くさい。毎朝と午後、2回ずつ雑草を刈ったり、小さな菜園のケアをしています。恥ずかしいですが根気と体力…

ヒップホップの言葉の力

25日(木)からやっと対面授業が実施できる「現代文化論」はシラバス通りにするとヒップホップになります。「ヒップホップという亀裂」という論文は2001年に出した『ポストモダン都市ニューヨーク』に収録されています。2000年に同志社でシンポジウムをして…

慰労会

昨日の午前中は新琴似の園芸センターにバスとタクシーを乗り継いで出かけました。 けっこう広くて苗も多いけれど、野菜の苗はもうなくなっていた。三つ葉とバジルの3つだけ買う。650円。タクシー代は帰りも入れて5000円?奥さんには言えない。 タクシーの運…

ハリウッドの男性優位

僕が生まれた年に作られた『真昼の決闘』を見たのは10代後半か20代だろうか。この名作西部劇を見た最初の印象はゲーリー・クーパーが老けていて、花嫁のグレース・ケリーが娘に見えました。この時ゲーリー・クーパーが51才、グレース・ケリーは23才で28才違…

芸能と芸術

1995年に53才で亡くなってしまったドン・プーレンを聞き続けています。ルース・ブラウン、ジミー・ラッシング、ニーナ・シモンなどの伴奏を担当した後に、1972年に20才でアート・ブレーキ―のジャズ·メッセンジャーズ、1973年にチャールズ·ミンガスのグループ…

ハリウッドと武漢

少し奇をてらったタイトルですが、表現と思想・信教の自由という共通テーマのつもりです。 昨日スター・チャンネルで『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』をちゃんと見ました。と言うのはいつものように時々切れ切れに見ていました。スター・チャンネル…

グローバリズムという幻想

1960年代のモダン=近代の理念≒啓蒙思想の終焉後の世界についてはポストモダンと位置付けられてその議論が1970年代の欧米、そして1980年代の日本でも喧しく行われました。それが1990年代後半には何故か流行の様に急速に終わってしまった。その後2001年の9.11…

Junco Partner がつなぐ

友達のブログをDirty Dozen Brass Bandの事が書かれていた。おっと僕も1枚持っていた。聞いた記憶はないけれど。 CD はMedicated Magic。初めて?聞いたけれど、ジャズのような、ニューオリンズのマーチング・バンドのような。でJunco Partnerが入っている。…

モーリーさん、発見

TBSの『報道1930』とフジテレビの夜8時の『プライム・ニュース』を最近けっこう見ています。コロナ以降かな。フジの反町さん、少し癖がある。でも嫌いではない。TBSの松原さんの方が少しだけスマートか。こちらに出てくる、いや両方に出てくる自民党の人は…

ジャズの哲人、リチャード・デイヴィス

好きな理由は格好よかったから。ミーハーなので1970年代の『スイング・ジャーナル』に載っていた乗馬姿の黒人ベーシストの姿が気に入りました。ニューヨークには厩舎、英語でstable(ジャズ・レーベルにもありました)がマンハッタンにもあってセントラル・…

暴動とレポート

アメリカ文化の授業なので、レポートのテーマに今回の暴動を選ぶ学生が多い。人種差別の分かりやすい事例です。そこから人種の普遍的な問題に発展させるのは少し難しいか。試験の採点なら500枚くらいありましたが、レポートで260本は初めて。でも本数が多い…

パット・メセニーと郷愁

パット・メセニーについては前のブログでも4回くらい書いているのでけっこう関心があるんですね。他人事のようですが、今はあまり聞いていません。今回はヤン・ガルバレクを聞いていて感じたジャズというジャンルと、ジャズ・ミュージシャンのスタンス(立ち…

採点~テニス~菜園

6月末の対面授業の可能性は少しありそう。260名を2つのグループに分けて、残りの4回くらいをする事はできそうにも思います。 中間のレポートを50本くらい採点しました。1000字なので5点刻みの評価で60点、65点、70点、75点くらいが多い。できるだけ可はつけ…

時代小説の文学度

テレビで『蛍草 菜々の剣』が去年から今年にかけてNHKで放映されています。主演はNHKの朝の『なつぞら』で広瀬すずの妹役の清原果那。原作『蛍草』は1951年生まれの葉室燐。このほぼ同時代の作家は、佐賀の架空の藩を舞台とした『蜩ノ記』で2012年直木賞を受…

6月もなし

今日からテニス・コートは再開。でも対面授業は6月3週まではほんの一部のゼミのみ。 260名の履修生を3密回避で実施できる教室はないでしょう。授業の前後の移動も人があふれて危ないし。 結局は7月も駄目だと思う。自分が大学の側でそれを決めなければならな…