2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

監督の文才、俳優の演技

山の手コートが強風なので、うちの方のコートに移動してテニス。 その前に学会の提出物を出す。学会誌で書評をする本を事務局が作ったリストの中から選定するのです。評価とコメントを書くのに2週間ほどかかる。また図書館にもないものは自分で買いました。…

『若者たち』

『若者たち』の佐藤家三男の山本圭が亡くなった。前項のジャック・ぺランと1つ違いです。1966年放映と言うから僕が中学生の時だけれど、引っ越した後の高校の時に見た記憶があります。ブロードサイド・フォー(黒澤久雄)のテーマ曲も覚えています。高校の時…

ジャック・ぺラン、永遠の美少年

朝刊にフランスの俳優ジャック・ぺランが80才で亡くなったと報じられていました。 一般には『ニューシネマ・パラダイス』(1989年)の成長し映画監督となった主人公のトトを演じた事で知られていると思います。僕は1967年の『ロシュフォールの恋人たち』での…

図書館、テニス、戦争

先週は北海学園の図書館で相互貸借サービスを利用して4冊の本を受け取りました。やっぱり4冊とも所有している北星学園から借りたものでした。その後のランチの話は省略して。でも安くてうまいのでいつ行っても混んでいます。 火曜日にコートの雪は解けて、…

『海街diary』、コマという手法

映画を見た後、つい原作(漫画)にも手を伸ばして。 前にも書いたけれど、僕が20代の学生・院生の1970年代「花の24年組」と言われた昭和24年生まれの女流漫画家が輩出して、学部の仲間と読んだり、話題にしたものでした。竹宮恵子(『テラへ』)、萩尾望都(…

女優本、コンセプト/ストラクチャー/アプローチ

たまたま2冊の女優に関する本を読みました。一人は 淡島千景(1924‐2012)。小津安二郎の『麦秋』で関心を持ちました。もう一人は中原早苗(1935‐2012)。こちらは深作監督の奥さんという事と、日活時代を中心に様々な映画に出ていて、俳優や監督について正…

『警察日記』、またしても孤児

森繁久彌主演の会津の田舎の警察署の物語。久松静児監督の1955年(昭和30年)作品。 映画公開は戦後10年たっていますが、時代設定は戦後まだ間もない時期。捨て子の引き取り先を巡って、孤児収容所や保健所が引き取らない理屈をひねり出す官僚主義というかお…

『海街 diary』、やっぱり孤児の物語

2015年の是枝裕和監督の作品。あの吉田秋生の漫画が原作。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが4姉妹を演じ、鎌倉が舞台。 冒頭で10数年前に家を出た父親が山形で死んだとの連絡が入り、3姉妹が葬式に出向きます。そこで異母妹のすずと出会い、「鎌倉…