2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

プーチンと国家資本主義

奥さんがウクライナ情勢にずいぶんと関心を持っていて、関連するNHKスペシャルを熱心に見ています。 現在のウクライナ侵攻につながる、2014年のクリミア併合、さらに遡って2008年のグルジアとの紛争など、その時点で世界がもう少しロシアに注意していればよ…

すし、そば、カラオケ

昨日は東京の出版社の社長(飲み仲間)が来札したので、5か月ぶりにすすきのへ。 Gちゃん(と20才年下の社長をかげ?では読んでいます)は、西野に住むおじさんの見舞いもかねて、仕事も。仕事は来年の英語教科書を大学に宣伝する事です。 夕方、一般の人の…

追悼、ライル・メイズ

パット・メセニー・グループのキーボードのライル・メイズは2年前に66才で亡くなっていた。1980年代はパットをよく聞きました。デビュー作の『パット・メセニー・グループ』(1978)は最初『想い出のサン・ロレンツォ』という少し恥ずかしいタイトルでした。…

メッセージのシンボルとコンテンツ

石原千秋さんの『誤配で読み解く近代文学』を再読していて、あとがきで気が付いたというか教えられた。 メッセージは送られた事に意味があって、内容は関係ない。メッセージはシニフィアン=記号。コンテンツはシニフィエ(意味されるもの)。「盗まれた手紙…

「手紙が宛先に届くかどうか」の問題

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を読んでいて、研究的な志向が甦って?しまったようでしつこく書いています。前項の最後、オスカーが退行的にも過去への逃避にも見えるのは、ジジェクというかラカンの言うところの「夢の世界の方が現実界」で…

会議が4時間?!

土曜の夕方、代理で参加している委員会がZoomで開催。Zoomの会議は支部で何度も経験しているのですが、今度は本部の委員会で自分の画像がZoomに出ない。あせりましたが、声は出るので了承してもらいました。20数名いる参加者のうち、顔が出ないのは僕だけで…

「鍵」の「誤配」の物語

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』再び。 大好きなお父さんが9.11で亡くなった後、オスカーは父のクローゼットを探していて、青い花瓶を落として割ってしまいます。そこにはブラックと書かれた封筒があって中に鍵が入っていました。 鍵はそれが…

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』反復する物語

映画を見た後、原作に挑戦。けっこう長くて(翻訳で500頁ちかい)、けっこう難しい。でもユーモラスな部分が多いので、悲惨な話、つらい話も読めます。いろんな実験的な試みも。 9.11に対置する悲劇として祖父のドレスデンの爆撃経験も重要な役割をしめてい…

花粉症、昔話、ジャズ・ヴィブラフォン

今朝は半年ぶりに眼科。今年は特に花粉症がひどいです。眼科医もそう言っていました。その後3週間ぶりに街に買い物。昨日は11日間も続けてテニスをしていたので休養しようと思ったのですが、元の職場の元のテニス仲間から誘われたので、またテニス。いつもの…

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』喪の作業と成長

2011年のこの映画は、2001年9.11が大きなテーマで、ジョナサン・サフラン・フォアという作家の作品が原作です。フォアというユダヤ系の作家の25才の時のデビュー作『エブリシング・イズ・イルミネテッド』(2002年)はベストセラーになりました。翻訳だけで…

編集委員会、小谷真理さん(とご主人)

北海道支部の委員の代理で本部の編集委員会に1年だけ参加しています。もちろん70才になる委員はほかになくロートルなので目立たないように。 書評する本の選択について原案が出て、来週Zoomの委員会です。その間、論文の締め切りも終わり査読担当の論文もメ…

管理人、漫画論

土曜の夕刊の1面に「本の街に141年 いったんさよなら」と大きな見出しが。「いったん」というのは「三省堂神保町本店 一時閉店」とあるから、また戻ってくる。でも今のようではなくなるかも。 実は三省堂は、そこが目的と言うよりも待ち合わせの場所。須田町…

テニス・コートでの雑談

中一の少年(12才)のはなったサービスが、前衛を守っている80代後半のパートナーの後頭部にぶつかった。お爺さんは怒って帰った(らしい)。この人(仮にAさん)は、ネット際で動かず、ネットの向こう側の対戦相手は、ボールをぶつける訳にもいかず、ポイン…

漱石作品、仲働き他の女性の職業

前に『門』(1910年、明治43年)で、中下級の公務員の夫婦に女中がいる生活について、現代の感覚からいうと少し驚いた事についてブログでふれました。 また漱石を読んでいて、『彼岸過迄』(1912年、明治45年、大正元年)を読んでいて、主要登場人物である須…

15000歩の花見

4月30日は快晴でした。少しテニスをした後、かみさんと盤渓バスに乗って真駒内へ。 敬老パスでも盤渓バスに乗れるのですが、その手続きが面倒で使わせない魂胆?か。敬老優待乗車証(以下、敬老パス)を郵便局にもっていって、カードにチャージされている1万…