2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『フォークナー』 巻頭エッセイ

去年の3月に依頼され、6月から半年くらいかけて書いた原稿が雑誌に掲載され,、昨日手元に届きました。『フォークナー』第22号です。フォークナー研究とは無縁の僕に依頼があった理由はまだ謎ですが、いつか関係者に聞いて見ようと思っています。しかしその出…

「出たくない」のか

この新型コロナ・ウィルスに対応する生活様式を守っています。と言うのはもちろん冗談で、68才の退職者の生活に不急の外出はない。不要の外出は(あまり)しない。ランチを兼ねての買い物は手帳を見ると6月の半ば以来ない。もっとも6月の末から4回授業があっ…

フェアである事

一昨日の大関戦2つとも行司軍配に物言いがつき、朝之山戦は取り直して、貴景勝は軍配どおり大関の勝ちとなった。でもテレビの前でスローモーションを見ていると、どちらも大関の足が先に土俵の外の土に着いていました。行司は動きながら、4人の審判は自分の…

訃報

オリヴィア・デ・ハビランド103才、山本寛斎76才、弘田三枝子73才。 ハビランドがメラニーを演じた『風と共に去りぬ』(1939)は映画製作本数がピークの時のヒット作。1939年は『駅馬車』、『オズの魔法使い』、『嵐が丘』、『スミス都に行く』などメジャー…

先輩

菜園の手入れをしていたらうちの塀のところに駐車をしている知り合いのテニスの人が「(菜園に入って)いいですか?」と聞くので「いいですよ」と答えて菜園談義が始まりました。聞くと20年のベテランで初めて3年の僕の大先輩でした。年はいくつか下かな。ミ…

朝のピアノ

チック・コリア29才の時のPiano Improvisation vol.1(1971)。 朝にふさわしい、クラシカルなでもちょっとジャズ的な明るさと少しラテン的なフレーバーも。vol.2の方もLPで買いCDで買い直したけれど、こっちは抽象的で感情移入できるようなメロディがないせ…

着々と

Zoom用のヘッドセットが到着してしまった。早速デスクトップのコントロール・パネルで録音・再生に設定して、Zoomの公式サイトにログインして登録してしまった。しまったという表現が多いのは、意味が良く分からないでやっているからです。 たぶん事務局がホ…

Zoom開始の準備

研究会で対面が難しい場合のために、Zoom使用でも参加しますかと事務局が会員に意見を聞いています。僕はその会の幹事でもあるので、どんなものか早速カメラとマイクをアマゾンで注文しました。 カメラはZoomの解説サイトで一押しのが商品入荷の予定が分から…

少し夏

昨日はこの夏いちばん暑かった(ような気がします)。ちょっとだけウッドデッキに出ても背中が熱い。 週5日テニスをしているので、肘や胸の筋肉が痛い。胸の方はは新しいサービスのスタイルがあのマッケンローの真似をしたもので、けっこう大胸筋を使うんで…

キップ・ハンラハン、音楽のディレクター

1954年にニューヨークのブロンクスのユダヤ系の家に生まれたキップ・ハンラハンのVertical's Currency (1984)の2曲目Shadow Song(Mario's In)をまず聴いてしびれた。ラテン・パーカッションとそれに続く分厚いホーン・アンサンブルそしてジャック・ブルー…

立ちはだかる壁

週1の非常勤は先週木曜日に14回目を終了して、来週の木曜は休日。再来週は先に15回になる曜日と他の曜日の調整のための予備日で、8月6日(木)が第15回目最終日です。まとめは少し考えてテキストのCrossing Bordersをふまえて越境/横断を現代文化/アメリカ…

アメリカン・トラッドの終焉

先週、創立200年を超えたブルックス・ブラザーズが経営破たんした事を今日買った週刊文春で知りました。20年位前までは男性ファッションでもそこそこだったような気がします。1996~97年のフィラデルフィア、ニューヨークでもいちおう一流の扱い。ところが20…

コロナの時代の退職者の読書

えっと時代小説読んでいます。殺伐とした欧米のミステリーを避けて、日本の明治以前の武士や町人の物語。特に武将や大名幕閣、維新の志士などではなく、ほぼ普通の武士や庶民の生活や生き方を描いた小説を3月から毎日1冊程度。数えたら120冊くらいなので1冊5…

大通りのバラ園

先月末にTVで紹介していた大通り13丁目のバラ園。もう遅いかなと危ぶみつつ行ってみたらピークは過ぎていたけれどまだ見れました。 黄色いサン・フレアが気に入ったので、今度にわに植えようかと。 このバラのスペースはたぶん工藤さんと言う、元の百合が原…

コロナ太り

東京は大丈夫だろうか。増えているのは検査も増えたからだろうけれど、それ以外の感染も拡大している可能について考えないのだろうか、K池都知事は。都知事選でJ民党のN階とかいうフィクサーとこれ以上経済に打撃を与えないようにと調整としたのかと思う程、…

マッコイ・タイナー、コルトレーンの影

僕のマッコイのついての記憶は、ジャズ喫茶で聞いたReaching Fourth(1962)。すでにコルトレーンのバンドに入っていた23才の新進ピアニストの2枚目。1950年代のバップ・ピアノを発展させた清新な、ノリのいい、でもバラードでは静けさも含めて充実したアル…

デジタル・ミュージックを(少し)活用

授業で使う曲が手元にない。LPで持っていたけれどCDで買い換えるほどではないアルバム。今回はロックを紹介するので、3曲ほど購入。まだ1,2回しか曲単位でデジタル・ミュージックを購入した事はありません。1曲200円と250円なので、無理してアルバムを買う…

たくさん話すけど中身がない

日本の対新型コロナ・ウィルス対策の責任者のN村大臣。けっこうすっきりした2枚目の大臣。それもあるので選ばれたのか、いつもにこやかに話して感じがいい。ニヤニヤしているK藤某厚生労働大臣よりは一見いい。 しかしその中身たるや、質問された事に対して…

のんびりと

日曜日はいつもの様に早朝菜園の手入れ、草刈り、雀にえさをやって、テニス。ついでに公園のそうじ(500mを往復程度)。 昼前に家に戻ってシャワー、ビール、昼食。実はビールの後にウィスキー・フロートを45mlだけ。1オンスって30mlでシングル、ダブルで2倍…

命の価値

いま読んだ女流作家の時代小説(短編連作)。将来を嘱望される若い武士が火事で老女を助けて自分は死んでしまう。若い武士を誘った友人と助けられた老女(54才?)は誘った事と助けられた事を後悔する。老女(繰り返しがしつこい?かも)はあまり可愛げがな…

勤労青年と教養

朝日の土曜朝刊は書評が4面ほどあります。今回は立教の生井英孝さんが書いた書評に注目。生井さんは30才ちょっとで出した『ジャングル・クルーズにうってつけの日 ヴェトナム戦争の文化とイメージ』(1987年 )で有名です。この名著はちくま学芸文庫を経て岩…

枝豆の畑

去年、菜園2年目にして初めて枝豆に挑戦。結構うまく行きました。美味しかった。テニス仲間にあげたらお世辞でなく美味しいと言っていました。いつも行く床屋さん(同い年、誕生日が1日違い)の横手に野菜のプランターがあるので何を植えているのと聞くと枝…

武士と新歴史主義

もうだいぶ前になりますが、イギリスの歴史を見直すような文化の本がたくさん出た時期がありました。女中さんや宿屋(イン)の歴史と文化についてなど。それは後述の新歴史主義と関連しています。 1950年代以降、従来の歴史主義を支配者・王侯貴族・勝者を中…

ローリン・ヒルと教育

2001年にヒップホップ論を書いた時、ヒップホップ・ソウルが流行るんじゃないかなと思いました。ラップの喋りだけではバックにブレーク・ビーツと言うサビのループがあっても退屈になる時間があります。それがソウルの音楽と合わせるといいのではと。 そのヒ…