2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

櫻谷の寒月にしびれる

木島櫻谷(このしまおうこく)という明治10年生まれの日本画家について3週間前くらいの新聞で知った。明治後半から昭和初期に活躍したようです。曽おじいちゃんが狩野派の絵師で、おじいちゃんと父さんは宮廷に高級家具を納める仕事をしていたらしい。 高等…

千円札をばらまく!?

1週間か10日に一度、買い物とランチを兼ねて街へでていました。それが年末の体調不良から、体力に自信がないので控えていました。と言うか何か気分的にも駄目だったんですね。 それが3週間ぶりに出かけてみました。何でもありません。大丈夫でした。東急デパ…

斉藤哲夫を聴く

坪内祐三から中野翠、中野翠から小津、そしてなぎら建壱の酒場もの、『日本フォーク大全』(ちくま文庫)を読んでいます。追悼物?から和田誠の対談(三谷幸喜、川本三郎など)などで2月は過ぎました。 なぎらさんはNHKの午後なまで見かけますが、フォーク第…

A Child Is Born

友だちに二人目の孫が生まれた。予定日が過ぎていたので心配していたのですが、良かった。 サッド・ジョーンズの名曲にA Child Is Bornがあります。ギターのケニー・バレルがGod Bless the Childで演奏しているよう。このアルバム・タイトルも子供の歌ですが…

チック・コリアとリズム

チック・コリアと言えば1968年のNow He Sings Now He Sobs。1曲目のSteps-What Wasのスピード感とミロスラフ・ヴィトスのベースとロイ・ヘインズのドラムスのタイトなリズム。演奏中盤のドラム・ソロの後にベースに導かれるように始まるチックのピアノのフレ…

中野翠の『小津ごのみ』を読む

中野さんんについては以前から林真理子がらみでと、週刊『文春』の映画欄(シネマチャート)で注目していました。 実は今回も坪内祐三絡みで。かれのエッセイスト仲間。年は思っていたよりも上で1946年まれです。僕は坪内さんと中野さんの中間。それで彼女の…

ストリートワイズ 街に生きる

昨年1月に61才で亡くなった坪内祐三さんの本を読み続けています。もともと家にあった『古くさいぞ私は』(晶文社、2000)、『文学を探せ』(文藝春秋、2001)、『変死するアメリカ作家たち』(白水社、2007)に加えて、『ユリイカ』と『本の雑誌』の追悼号…