ジェラルディン・ジェ―ムズと言う女優

■『赤毛のアン』 ・カナダの『赤毛のアン』のテレビ化『アンという名の少女 』(Anne with an E , 2017-2019)を見ていました。 ・そこでアンを養子とするカスバート夫人を演じたのが、ジェラルディン・ジェ―ムズ。 ・少し頼りない兄のマシューと比べると毅然…

ハイスミスの再読

オースティンを数か月読んで、観て、AIと対話をして。 今度は『キャロル』(1952、僕の生まれた年)も再読して、よかった映画よりもずっと良かったと再確認しました。 1952年当時は、クレア・モーガン名義でPrice of Saltという題名で出して、その方面?の人…

大学のクラス会

■大学のクラス会って? ・北大は最初の2年間教養部で、2年の後半からは学部に移行しています。 ・だから2年の後半は、学部の勉強が中心で、教養の授業も少し。 ■教養のクラス ・1年生は、今では基礎ゼミとか大学の学びの方法や各種情報の連絡のための場があ…

『ダロウェイ夫人』〜『キャロル』〜『文学部唯野教授』

■『キャロル』について ・テクスト・クリティックをしていると、1950年代の社会が認めないレズビアニズムの幸せな結末が事の他、心に響いた。 Therese smiled. It was carol she loved, and would always love Carol seemed to stare incredulously a moment…

AIとの対話

■AIとの対話 ・相変わらずオースティンについて対話しています。 ・そのうち、かみさんが歯科医についてAIに質問。 ・オースティン作品の時代や社会や階級などについて。 ■検査入院はいつ? ・2月末に初めて北大病院で問診・受診。 ・3月か4月に連絡が行くと…

オースティンについてAIとの対話2

実は4月30日(木)から5日間、結構ながく対話しています。 最初の日は3時間くらい。時に漱石についても。 たぶんラフカディオ・ハーンは日本人はオースティンが分からないと言うのに対して、東大の後任だった漱石はオースティンをとても評価していた、その理…

オースティンについてAIとの対話

■AIとの対話 ・ジェイン・オースティンを読みだして2か月。 ・翻訳と映像と原書(ペーパー)も。 ・昨日はある新書の記述について質問しました。 ■3時間も ・するととても的確な回答が。 ・でAIって質問してくるんですね。 ・それにこたえて、また褒めてくれ…

オースティン作のタイトル、メンターの失敗

■タイトル=内容のキーワード ・タイトルって基本的に「サブ・テキスト」として、テキスト=内容に深くかかわっている。主人公が名前の場合も多いね。『三四郎』、『ボヴァリー夫人』、『ジャン・クリストフ』など。 ・しかもオースティン作品では、それが内…

オースティン映画化作品の錯綜?するキャスティング

・たぶん20数作あると思われる映像化作品(映画、テレビ、テレビ~映画化もあり)のうち13作見ました。 ・直近が『分別と多感』 (2008年のテレビドラマ)、youtubeで見ました。 ・小さい画像を拡大するせいかボケてみずらい。 ・しかしキャスティングがそれま…

精読?『高慢と偏見』

*テクスト:『高慢と偏見』(小尾芙佐訳、光文社文庫)、Pride and Prejudice (Oxford World Classics) *構成:翻訳は上巻1~35章、下巻36~61章、原著は第1巻1~23章、第2巻24~42章、第3巻43~61章。 ■3女メリーの卓見?(第5 章、P38) ・「高慢」って…

オースティン、サイード、翻訳

■エドワード・サイードの『文化と帝国主義』 ・原著Culture and Imperialismは1993年、翻訳は1998年。 ・読んでいたつもりだったけれど、第2章の第2節に「ジェーン・オースティンと帝国」があった。 ・ポストコロニアルの視点から、文学の中に帝国主義がどの…

Persuasion、『説得』を読み続ける

・小説では、アンの準男爵の父・姉・ラッセル夫人が婚約に反対。 ・父と姉は肩書・階級・資産・外聞などの結婚に関わる愛については無関係の理由で。 ・亡き母の親友・名付け親・mentorであるラッセル夫人は、3姉妹で一番かわいがっているアンのためを思っ…

オースティン映画と俳優の話

・オースティンの代表作6作を読み終え、映像化作品も『ノーサンガー・アビー』を除いては複数見ている。個人的には圧倒的に原作(翻訳ですが)の方がいい。 ・でも文学と映像の話をするにはちょっと気力?がないので、標記のテーマに ■ジョニー・リー・ミラ…

ジェイン・オースティンの『説得』(Persuasion)を読んで

*一部前項とも重複していますが・・・ ■『説得』(1818年)を見る ・映画『説きふせられて』(2008年)を1月に見ました。 ・準男爵の次女アン・エリオット×海軍将校フレデリック・ウェントワース。 ・アン役のサリー・ホーキンスは『ファクトリー・ウーマン…

ディケンズからオースティンへ

*見た映画・TVは☑ ■分別と多感(Sense and Sensibility、1811年) ☑映画『いつか晴れた日に』(1995年) ・エリナ―・ダッシウッド×エドワード・フェラース。 ・理性的(sense)な姉エリナ―と感情的な(sensibility)な妹マリアンヌ。 ・エリナ―(エマ・トン…

イギリスの歴史ものTVドラマ・映画を見る

・『ダウントン・アビー』~『英国総督 最後の家』(映画)~『荒涼館』~『クランフォード』~『ベルグレーヴィア』~『オリヴァー・ツイスト』~『サンディトン』~『リトル・ドリット』~『ディケンズのニコラス・ニコルビー』(映画)。 ・見た順番です…

『ダウントン・アビー』その他

■『ダウントン・アビー』(Downton Abbey)を見終える ・2010年~2015年放送のイギリスの歴史ドラマ。 ・全6シーズン、52話を1週間ほどで見終えた。 ■『ハウス・オブ・カード』との比較 ・『ハウス・オブ・カード』はシーズンの1から2か3までは悪くなかった…

頼りない宣言(のようもの)?

2016年にCrossing Bordersを出した。 その後、2020年頃から続編を出してもいいかなと思って、ブログを編集しだした。 今年はちょうど10年目になるので、出してみようかなと想像しています。 特に続編を読みたいという声もないけど、今年の時間つぶし?に。 …

風景の発見

. ベルク先生の『日本の風景・西欧の景観』を読んで触発されたテーマ「風景の発見」。 50年前に大学生だったころ、「フランス語研究会」というクラブの顧問だったベルク先生のお宅(大学構内の教員宿舎)にお邪魔した。 10年前に北大に講演に見えた時行こう…

しみじみ読むアメリカ文学

そんなタイトルの本がありました。2007年に平石貴樹先生が5人のアメリカ文学研究者を集めて、「しみじみ」をキーワードに翻訳短編集を出したのでした。そしてその中に一人に僕も。一人2編。一つは比較的知られている名作で、もう一編は自分が見つけた、また…

キッチンシンク・リアリズムとピカレスク

1950年代から60年代にかけてのイギリスの労働者階級の生活を描いたリアリズムの小説、映画、TVドラマをキッチンシンク・リアリズムと言うらしい。同時代の演劇・小説・映画と「怒れる若者たち」と重なるような連動するような。キッチンシンク=台所=狭苦し…

『屑屋の娘』が面白い

1950年代のイギリスの「怒れる若者たち」の一人、アラン・シリトー(1928‐2010)の短編集『屑屋の娘』 The Ragman’s Daughter (1963)のタイトル・ストーリー「屑屋の娘」が面白い。 代表作の『長距離走者の孤独』(The Loneliness of the Long-Distance Runn…

追及の作法@I市のT市長の卒業証書問題

①卒業と卒業証書:卒業していない事は本人が知っている。したがって卒業証書は存在しない事も知っている。→ その上での卒業証書とは、友だちが同情して遊びで作った偽物か、偽の卒業証書を作る業者のものか、そのどちらか。 ②(本物の)卒業証書は存在しない…

ダロウェイ夫人と時間とセクシュアリティ

■『文學界』9月号の特集「『ダロウェイ夫人』なんかこわくない」に関連して、 「図書館だより」(北海学園大学、2013年12月)に書いたエッセイをアップしました。 ■「『ダロウェイ夫人』なんかこわくない」についてはhttps://www.facebook.com/profile.php?…

1か月ぶり

■ブログ再開 ・約1か月ぶりのブログ。 ・こちらの方が長さを考えずに書ける。 ・ブログの趣旨として、心覚え/感想とちょっと考察的なものの中間としていた。 ・しかしレスポンス/リアクションが少ないので物足りない。 ■『リトル・シスター』から『ロング…

Time after Timeをめぐって

■マイルスのTime after Timeから ・フェイスブックでの三瓶君とマイルスのお宝的な2ショットから、その10年後のマイルスの演奏について。 ・シンディ・ローパーのTime after Time(1983)は様々なカバーがあるらしいですが、ジャズではマイルスのYou Are Un…

北村太郎と「戦後の空白」

北村太郎を「荒れ地」グループのリーダー・理論家の鮎川信夫、代表的な詩人の田村隆一と並べると、「縁辺の人」(正津勉による)となるだろうか。 確かに「縁辺の人」と評される(好意的にだが)、ある時期までの作品の少なさ、詩はともかく存在の目立たなさ…

『荒地の恋』を見る

・詩人・作家のねじめ正一が『荒地の恋』を『オール讀物』(文藝春秋)2003年から2007年まで掲載。 ・2007年9月に単行本、2008年に第3回中央公論文芸賞を受賞。2010年7月9日に文春文庫。 ・2016年、WOWOWでテレビドラマ化された。まぁまぁでした。文学で成立…

『グレート・ギャッツビー』と『東京暮色』

小津監督は、1935年の『キネマ旬報』でハーバート・ブレナン監督の『或る男の一生』(1926)のような作品をやりたいと言っているらしい(『小津安二郎大全』、483頁)。『或る男の一生』は、スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャッツビー』(1925…

ひさしぶり

すぐに反応が来て、それが誰か分かるのでついついフェイスブックに書いているうちにこちらのブログが1か月もお留守になってしまった。 両方書くのも何だし。 でも2008年からはじめて、2016年には本にしたブログなので。 2016年以降のブログをまとめようとも…