2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年末の教養小説

井上靖の青春小説三部作『しろばんば』~『夏草冬涛』~『北の海』から下村胡人の『次郎物語』(5部作、未完、新潮文庫で上中下巻)に進んでしまいました。現在中巻を読了。 児童文学、青春小説、教養小説と名称がいろいろあるのは、扱っている主人公が子供…

不安

先週から喉のあたりに少し違和感があって、長いあいだウィスキーやウォッカなどきついお酒をストレートで飲んできたせいかなと自己責任的な諦め的な気分です。年が明けても変わらな行ければ、病院に行こうかなと。 ここでも時々書いている「こうや」という店…

初めて

知り合いから柚子をもらったので、初めて柚子湯(風呂)を作りました。作り方は柚子の実をまるまま入れる、皮を少し削って実を入れる、皮を削ってそれをネットに入れて作るなど。うちは皮を少し削って実を入れる方式を採用しました。ほのかに香って年末の気…

年末の買い物

12年使ったテレビの画像がついに映らなくなった。それで実家の大掃除の手伝いに行ったかみさんとビックカメラで待ち合わせて、テレビのところへ。 東芝のREGAZAの42インチだったけれど、すこし大きな45インチくらい買おうかと思っていたのですが、50や55イン…

青春小説と郷愁

井上靖の『夏草冬濤』(なつぐさふゆなみ、新潮文庫)というタイトルをアマゾンで見かけたのがきっかけで、三部作を文庫で購入して読みました。 『あすなろ物語』が有名ですが、その自伝的青春小説の詳細な展開が『しろばんば』~『夏草冬濤』~『北の海』で…

ハービー・ハンコックとポスㇳ・ハードバップ

ハービー・ハンコックというとMaiden Voyage (1965)がタイトル曲の「処女航海」の美しいハーモニーとリラックスしていながら同時に旅立つ時の期待が表現された清新な演奏が印象的でした。1963年から加入したマイルス・バンドと同様のモード的なアプローチも…

ジョン・ル・カレとスパイ小説の系譜

つい先日なくなったジョン・ル・カレを知ったのは『寒い国から帰ったスパイ』。1963年の原作が1965年には映画化されました。しかしジェームズ・ボンドの華麗な?スパイ映画の方に中学生は惹かれてしまいます。 『寒い国から帰ったスパイ』は時々スター・チャ…

誤解と反省

ごかい【誤解】 「ある事実について、まちがった理解や解釈をすること。相手の言葉などの意味を取り違えること。思い違い。「―を招く」、「―を解く」(デジタル大辞泉) 菅さんが控えてほしいと国民に訴えていた5人以上の会食を自分がした事が発覚した。それ…

愛を壊して愛を知ること

まだ『檻の中』の勉強が続きます。 土曜日のシンポで、たぶんヘンリー・ジェームズの研究者だと思われる参加者が『千のプラトー』が『檻の中』についてふれているというコメントがあり、この研究者がけっこう鋭く、時に面白い発言をするので刺激を受けてアマ…

Zoomの支部大会

8月くらいまでは対面の支部大会も可能かなとも思っていたのですが、Zoomにして正解でした。こんな第3波まで延長して拡大するとは暢気な僕は考えませんでしたから。 アメリカ文学会会長の京大名誉教授水野先生を迎えての特別講演とシンポの2本立てです。 2時…

シーズン最後

木曜日の朝テニス仲間からまだネットが張っているコートがあると誘われて発寒青空コートにその仲間の車で拾ってもらって行きました。金曜日は自分の自転車で15分、約4キロくらいかな。10時から12時半まで7名で。予報ではもう最後のようなので「今年もお世話…

「ねじの回転」の意味

ヘンリー・ジェームズの『ねじの回転』(1898)はオペラや映画になっているので有名です。特に『妖精たちの森』(The Nightcomers, 1971)が僕らの世代ではマイケル・ウィナー監督のせいもあり知っています。このイギリスの監督はバート・ランカスターの保安…

ジョン・ヒューストンの息子

アメ文(アメリカ文学)研究仲間のO教授のブログにジョン・ヒューストンの『王になろうとした男』についてふれられていて、数日前に息子のダニー・ヒューストンの『エンド・オブ・ステーツ』(2019)を見てちょっと書きたくなっていたので。 『エンド・オブ…

師走の日々

11月29日(日)にライブの楽しい時間を過ごしましたが、翌月曜日も穏やかな天気で午後テニスをやっている人もいました。でも翌日から雪の予報があったので、夕方ネットを外す。すると12月1日(火)の朝は雪が軽くですが積もっていて、ベストのタイミングでコ…