ジャズの哲人、リチャード・デイヴィス

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 好きな理由は格好よかったから。ミーハーなので1970年代の『スイング・ジャーナル』に載っていた乗馬姿の黒人ベーシストの姿が気に入りました。ニューヨークには厩舎、英語でstable(ジャズ・レーベルにもありました)がマンハッタンにもあってセントラル・パークでも乗馬ができるようで『セックス&シティ』にもそんなシーンがあったそうです。ブルックリンのプロスペクト公園の近くにもあるそうです。公園のそばの美術館に行った事もありました。そう言えばロンドンでも厩舎を改造したフラットというかタウンハウスというかテラスハウスがあったような記憶があります。最近では札幌でも2階建てのお洒落なタウンハウスを見かけますね。

 さて僕が好きだったのは1971年のThe Philosophy of the Spiritual で冒頭に有名な"Dear Old Stockholm" 、2曲目の"Monica"や4曲目の"The Rabbi"も気に入っています。"Monica"や"The Rabbi"における弓弾きのパートやある意味で暗い、よく言えばスピリチャルな演奏が好きでよく聞いていました。タイトルもジャズや黒人音楽のスピリチャリティを主張していて、それが伝わってきた。ピアノがチック・コリア。Now He SingsとReturn to Foreverの間かな。1960年代の『スイング・ジャーナル』にチックのアイビー・ルックというかジャケットとネクタイの写真があったのを覚えています。ハービー・マンのバンドにいた時代か。

    LPを処分した後にCDで買い直したのがForest Flowers、チャールズ・ロイドの有名アルバムと間違いそうですが、Forest Flowersも演奏しています。 The Philosophy of the Spiritual+別なアルバムと言うCDではよくあるパターンです。で調べてみると1977年のアルバムHarvestカップリングしていました。しかもジャケットはEpistrophy and Now the Timeというチグハグさ。でもレーベルはMuseで同じ会社なのでOKかも。もう90才になるんですね。でも日本語のwikiには載っていない。

  写真はLPのThe Philosophy of the Spiritual。やっぱり格好いい。