『SUITS /スーツ』にボッシュが

 『SUITS /スーツ』を見ていると、他のテレビ・ドラマの出演者が出てきてびっくりします。

 『マッド・メン』に出ていたコメディアンが弁護士になって登場するのがパトリック・フィッシャーという癖のある俳優。そしてこれは一度見ると忘れられない風貌のアダム・ゴッドリー。彼も『マッド・メン』にも出ていて、『SUITS /スーツ』の方では、ルイス・リットと絡む役。イギリス支社のナイジェルとして登場します。

 ルイス・リットは前項の写真の後ろ3人の右側にいる人物。意地悪で嫌な奴なのですが、改心?していい奴になります。でもその後また嫉妬や復讐に燃えて嫌な奴に。でももう周りでもその性格に気づいているので、いい奴になる方向に導いていきます。もともと有能で努力家なのですが、その風貌もあって認めらずにいじめられてきた部分もあります。そんな性格付けもシリーズが続いての事なのだと。

 その他にも『マッド・メン』で主人公の娘の小学校の先生(女性が多い)が、『SUITS /スーツ』の主人公の元恋人に。彼女はアビゲイル・スペンサーという女優で、元恋人の有能で気が強い弁護士がまた恋人になり、事務所の同僚になり、やがて去っていきます。

 そして真打は『Boschボッシュ』のタイタス・ウェリヴァー。彼は『SUITS /スーツ』の最初の方で自動車のエンジンの技術者として登場しますが、シリーズの5では経営者として再登場。それとキャリアを見ると、有名なテレビ・ドラマにけっこうたくさん出ているので、そういう俳優は多いのでしょう。その一部に気が付いただけと納得しました。

 『Boschボッシュ』での上司のビレッツ警部補も判事役で顔を見ました。

 写真はナイジェルと後頭部?のルイス。

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『SUITS /スーツ』とアメリカ文化

 娯楽として見ているのだけれど、どうしてもアメリカ文化的な背景を探りたくなる。

例によって孤児的な過去と現在。主人公の一人マイクは11才の時両親を交通事故で亡くしお祖母ちゃんに育てられる。そのお祖母ちゃんにやっと新しいアパートを用意した時に亡くなってしまい本当に孤児になってしまいます。20代前半ですけれど。

訴訟や裁判を弁護士が自分の能力を示すゲームのように考えているところ、勝てばいいと考える倫理観欠如の姿勢など、アメリカ的な社会というか世界観、価値観だなぁと思います。言い分では弁護士なので言語能力は優れていて、それを普段の会話でも、テレビドラマだからでしょうがテンポのいいやり取りが心地いい。

またセレブな金持ちの企業の買収や合併の話も多いですが、貧乏な青年の住居訴訟や、看護師の地位改善の訴訟なども、特にハーヴェィではなくマイクの仕事として扱われます。

 1週間でシーズン1~4まで見ています。平均13話(エピソード)として1話42分×50で35時間。毎日5時間近く見ている計算になります。

 『Boschボッシュ』ではハリーの娘マッドが高校生から大学生に成長しました。『Mad Men』ではドンの娘サリーが10才くらいから17才くらいまで。こちらの方が成長の度合いが大きい年令でした。それが物語の進み方たとリンクしてリアルに感じた。で『SUITS /スーツ』の方は、主人公のハーヴェィの俳優が30代後半から40代後半に、マイクが20代後半から30代後半に。それぞれ俳優の実年齢よりも5才近く若い設定で、そのように見えますが、シーズン4になるとハーヴェィの顎が角ばってきて、マイクの額が少し後退?して・・・格好よさと若さが減ってきています。難しい。

 写真の前の3人は左からマイク、ハーヴェィ、レイチェル。レイチェルはマイクの恋人で、のちにヘンリー王子と結婚したメーガン・マークルが演じました。

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『SUITS /スーツ』とどんと焼き

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2011年から2019年まで、シーズン1から9まで続いた『SUITS /スーツ』を見ています。これも在職中に研究費でシーズン1と2を買ってみていました。『BOSCHボッシュ』(2015~21@アマゾン・プライム)の原題とカタカナを/(スラッシュ)でつなぐ同じ名付け方のようです。あ、こちらの方が先か。

 マンハッタンの大手法律事務所のやりて弁護士とその部下が主役。ハーヴェィは事務所のシニア・パートナーになったばかりの2枚目の切れ者。彼がとっかえひっかえ着るスーツが訴訟(suit)とダブル・ミーニングになっています。それとスーツ自体がエリートの代名詞になっていて、作業服を着ている人たちから揶揄/忌諱されます。

 ある事情で大学を中退した天才的な頭脳を持つマイクはアソシエーツとしてハーヴェィの下で活躍します。こちらの着るスーツはハーヴェィとの差異化のためか2着で1万?のような安物。でも両親を亡くしお祖母ちゃんを足しげく病院に見舞う心優しい青年です。独身のハーヴェィには家族や過去が描かれませんが、マイクの方の過去(経歴詐称など)や友人、その恋人など物語に関わる/問題を起こす役割を担っている。

 『Mad Men』のように1960年代のアメリカ社会を描いているような時代性・社会性はないけれど、やはり面白い。いまシーズン2のエピソード2なので、これから何回か感想を書きますが、『Mad Men』がいつもお酒を飲んでいたのに、それが少ない。それが当たり前か。それとマイクがちょっと孤児的な設定かなとも。

 14日は地元の西野神社に門松としめ飾りをもって焼いてもらいました。前にも書いたかも知れませんが、この神社は某有名歌手が札幌でコンサートをした時に、結婚したばかりで安産祈願に訪れた事で有名になりました。でもそれと関係なく、こじんまりとしたいい神社です。

『Mad Men』と正月

 ボッシュもそうでしたが、ドン・ドレイパーもある種の孤児の物語でした。ぼくがそのような物語を探して観ているのではくて、アメリカには孤児が偏在している、アメリカ人は孤児の物語が好き、という事だと思います。

 さて正月の7日から1週間ほど間が開きました。理由はあるとすれば、2月の研究会の会場について、元の職場に連絡をすべくメールのやり取りが週末行き交っていたからでしょう。それがこの感染拡大で3月に延期。例のよって少し早めに動く事が余計な連絡の増加につながりました。

 火曜の夜から大雪で、ちょっと落ち着いたと思ったら今朝も雪かきの第1回。車庫の戸が開かない。でもこの雪かきがいい運動になります。12月に受けたMRIの検査の結果を昨日病院で聞いたところ問題なしという事で少しほっとしました。もちろん別のところは治療続行。

 『Mad Men』も見続けています。シリーズ6~7を見た後、シリーズ1~5までみるつもりが6~7もついでに見てしまいました。その後は『SUITS』に行きそうです。

 写真は一昨日行った大通りの「キアンティ」。ビールとワインを一緒に頼んで、ビールを飲み終わらないうちにパスタ(カルボナーラ)がきてしまった。

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今度は『Mad Men』

 アマゾン・プライム(会員の特典らしいです)で、『ボッシュBosch』を年末に集中的に見てから、今度は2007年から14年まで、シリーズ1から7まで作られた『Mad Men』のシリーズ6と7をこの3~4日間みました。これは2014年にシリーズ1から5までDVD(研究費で)でみて、ブログに書き本にもコメントを収録した作品です。

 1960年代のNYのマディソン街にある広告会社の話。腕利きの広告マン、ドン・ドレイパーが主人公。シリーズ内の1エピソードが47分。1シーズン内にエピソードが13か14あって、シリーズ1~7で通算92エピソード。72時間。今回はシリーズ6と7なので、21時間。1日5時間くらい見ていました。

 主演のジョン・ハムジェームズ・ボンド役にしてもいいような渋いけれどセクシーな2枚目。それに声がいい。ここは僕的にはポイントです。2010年の『ザ・タウン』(The Town)のFBI捜査官役で見ていました。原作はチャック・ホーガンの『強盗こそ、われらが宿命』(Princes of Theives, 2004)でハメット賞受賞作。

 でジョン・ハムはシーズン1の頃は37才、最後は44才か。あらためてシーズン1をみるとまだ若い。途中から体重も増えて中年化していった。仕事も人間関係(家庭、職場、恋愛、不倫)も悩みが多い。そして60年代ですから煙草は吸い放題ですけど、その健康被害が問題になってき始めている時代で広告にも影響が出てきます。

 仕事中の酒も、時代と業種によるのでしょうけれどすごい。コーヒーの代わりにオフィスに置いてある酒がでてきます。ウィスキーは「カナディアン・クラブ」が名前が分かるようにボトルを見せるけれど、スポンサーなのかな。

 主人公は朝鮮戦争に従軍時に戦死した上官(ドン・ドレイパー中尉)の名前を詐称し、娼婦の息子として育った過去を抹消します。それが上司や同僚の一部に知られ、また異母弟が出現して過去に苛まれることにも。

 それ以外はキング牧師が暗殺された時の、黒人の悲しみや白人たちも動揺する反応が具体的に描かれていて興味深かった。最後は会社を辞めて放浪し、ヒッピーのコミューンというか、宗教的/非宗教的な癒しのグループ・セラピーの影響を受けるのも60年代後半の時代を描いているようだけれど、少し浅いかな。

 またシリーズ1に戻って見直していますが、覚えていない場面も多くそれなりに新鮮です。

『BOSCH/ボッシュ』の相棒

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ハリー・ボッシュの相棒ジェリー・エドガー(男性、黒人)は原作では、中年、副業が不動産業。この刑事の副業というのが日本人の感覚ではよく分からない。ボッシュ・シリーズでも警備員を副業にしている現職の警官がい当たり、それが『BOSCHボッシュ』では元刑事という設定で、悪徳警官グループのボスを演じていた。さらにハリソン・フォード主演の『ハリウッド的殺人事件』(2003)で刑事がやはり不動産業を副業としている。

 でこのエドガーは刑事一筋のボッシュと違うので、本当の友とはならないが、パートナーを解消した後もシリーズには出てきます。。実はこのようにシリーズの中で再登場するキャラクターを『BOSCHボッシュ』では「リカーリング・キャラクター」と表現していました。これはrecurring の事でrecur「繰り返される」から来ています。

 さて映像では青年後期の俳優ジェイミー・ヘクター。撮影時40歳近い俳優ですが、童顔で見た目は若く笑顔がチャーミングです。ボッシュとの関係も原作よりも近くて密になっています。俳優のジェイミーがハイチ出身で、原作の『ボッシュ』シリーズにはないのですが、ジェリーの出身をハイチにして、それが物語とも関連している。ハイチの秘密警察出身でロスでも悪い事をしている人物を司法では裁ききれないとして射殺してしまいます。

 その時の銃を持っている人物の射殺は、シリーズ1のエピソード1でも銃を持っている/抜こうをしている被疑者のハリーによる射殺が裁判になっていて繰り返されるテーマです。警察官が任務を執行する際の銃を持っている被疑者への発砲が問題になっているのだと思います。発砲後は警察の内部監査に状況を審問され、カウンセラーに診てもらう事も義務付けられています。これはチャールズ・ブロンソンの『狼よさらば』(1974年)でも問題になったように「自警主義」の流れです。2014年、17年のブログでエルモア・レナードローレンス・ブロックのマット・スカダ―物で言及しています。

BOSCHボッシュ』を全シリーズ、全エピソード見終わった後に、アマゾン配信のヒップホップ系の映像を見ていました。2パック・シャクールの伝記的な劇映画All Eyes on Me(記録ではなく)を見ていたら、2パックの義理の父親シャクールを演じていたのがジェイミーでした。お母さんもかなり過激なブラック・パンサーの党員だった。映画のタイトルは2パックのアルバム・タイトル名でもあります。1995年に25才でなくなった2パックはかなり、もしかして1番好きなラッパーです。

明けましておめでとうございます

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 70才になる正月です。

 3月が誕生日なので、11月に敬老パスの申請書がきて、申し込みました。

 健康保険も70才から別扱いのようで、その通知も。

 敬老や優遇の措置を受ける年齢なので、体調もそれなりに年相応に。

 でもテニスと家庭菜園と読書は続けようと。

 それとアメリカ文学の学会活動がとても知的刺激と人との交流のきっかけになって有効です。

 あとはかみさんとのお出かけや家でのコミュニケーションが重要。

 元旦には中学の友だちと電話とフェースブックで。

 コロナの影響が比較的少ない退職生活ですが、日本の政治のお粗末さを再確認できた1年でした。民度というか国民性のいい部分が感染の拡大防止に役立だったような気がします。

 つまりもともとマスクや手洗いを厭わない。ハグやキスはしない。お上からのお達しにあまり逆らわない。同調的な国民性が感染防止には有効だったんですね。

 さて今年は、少し酒を減らして、せっかくの薬が効くようにしないと。増えてきた体重の減少にもなるし。せっせと雪かきをして、家の前と延長線上にあるごみ収集のケースの周りの雪かきも。

 後は、このブログのために読書や映画鑑賞のメモをもう少しきちんと取るようにしようと。それとサバティカルアメリカに行く支部の仲間の代理で1年だけ本部編集委員になるので、その仕事(投稿論文の査読)も大きな仕事になりそう。頭をクリアにしておかなくては。

 写真は食堂に置いた鏡餅。初めてフェイクのを買ってしまいました。触るとへこむプラスティック製。来年から元通りお餅でできたのを買おうと思います。