2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

18年ぶり・・・

いろいろあって18年ぶりに兄宅に。母の祥月命日です。 タクシーの運転手さんに住所を言って、ナビで目的地の隣まで来た。なぜか隣だった。久しぶりの義姉さんが玄関にいて挨拶。 8年くらい前に母の従妹のおばさんの告別式いらいか。 お坊さんが1時と3時の間…

フィラデルフィア美術館と街について

1996年9月から97年3月にかけてフィラデルフィアに8か月間滞在しました。ペンシルヴァニア大学の英文科の客員研究員として。その時もNYやワシントンに出かけました。どちらもアムトラック(アメリカのJR)で1時間弱。 まずフィラデルフィア美術館。この時は映…

日本の美術館、長崎の想い出など

学会出張の時に、ある時期からその街の美術館に行くようになりました。偉そうですが、そこの民度、文化度が分かるようなきがします。 印象に残っているのは長崎美術館。建築もいい。水辺の森公園の一角にあり、水の清々しい趣を生かした建物です。あの隈研吾…

マティスを見る幸福感

絵画を見て、芸術家の天才的な技術と感覚による世界を感じる。それもある。そしてそこに世界の現実、荒涼たるこの世界の再現をみる場合も。でも同時にその逆に至福の世界を絵画に見る事もある。どちらも現実であり、それを写し出す事が芸術の役割だと思う。 …

マティス、花瓶シリーズ

以下のように6点ほどあります。 1916年 「窓」 1916年 「コロシントのある静物」 1937年 「オダリスクブルーの調和」 1939年 「花と人物 アラブの鉢」 1939年 「黒い背景の読書する女」 1947年 「赤い室内、青いテーブルの上の静物」 マティスは「室内」の絵…

30年後のカーヴァ―とクンデラ

チェコのミラン・クンデラ(1929‐2023)が今月95才で亡くなった。 1968年の「プラハの春」の時39才のクンデラ。改革支持をしたため著作は発禁。フランスの大学に招聘されたのを機に出国。そのまま帰国しないで、国籍はく奪?、フランスに帰化。 僕としては『…

マティスと金魚(鉢)

今度はマティスと金魚鉢の4作の紹介。 モロッコへの旅行で、かの地の人たちが金魚を眺めて瞑想にふけるのに感銘を受けたらしい。 でもマティスの絵の金魚は瞑想なんて高尚な行為とは無縁のあっけらかんとしたところがいいと思います。アートではなくてポッ…

マティス、工芸デザイン的、グラフィズム?

僕がマティスをポップだと思い、ポップ・アートのウォーホルとの共通点を何となく、根拠もなく感じました。後でその感想を少しだけ証拠を集めようと。 「工芸デザイン的」と発言したナカムラクニオさんの説明では、マティスが装飾的な布を集めていたり、母親…

窓から室内へ

マティスの「エジプト風カーテンのある室内」(1948)の主役は、アフリカ風のカーテンではなく、窓の外のヤシの葉です。全体の半分以上も占めているし。 確かにエジプト風≒アフリカ風のカーテンはタイトルにもなっているし、全体の黒の背景の一部も構成して…

ウツギの葉っぱと青虫

ウッドデッキにあるウツギの鉢は室内から見て、葉っぱが青々して楽しい。 それが昨日の朝、大きめの葉っぱがなくなって?いる。どうしてか。 その前の夕方から、小さな石のような、鳥の糞のような塊が鉢の周りに落ちていました。 でウツギをよく見ると、大き…

マティスとポップ・アート

マティスの赤が中心の作品の自分なりの整理です。 1908年「赤い食卓」(赤のハーモニー) 1911年「赤いアトリエ」 1947年「赤い室内、青いテーブルの静物」 1948年「赤い大きな室内」 この4作です。 そして一番好きな「赤い食卓」(赤のハーモニー)はこれ。…

マティスが好きになる

いま東京でマティス展をやっています。その関係かNHKの日曜美術館などでマティスの紹介をしています。 そんないくつかの番組を見ているうちにマティスが好きになりました。何故か。 まず色彩が好きです。特に赤がいい。「大きな赤い室内」が一番好みです。さ…

枝豆の花と摘心

今年のミニ家庭菜園(10畳くらい)は枝豆が3分の一を占めています。 菜園開始2年目に何となく自分で作った枝豆を食べる事ができたらいいなと考えてトライしました。するとたいした手間もかからずとても美味しい枝豆がとれました。 それに味をしめて2年目。1…

「本当の〇〇人」とは?

6月にフランスで起きた暴動ですが、これはいつ起きてもおかしくないような気がしていました。 すぐ連想したのが1995年の映画『憎しみ』(La Haine)。 今回と同様、パリ郊外の移民が多い「バンリュー」が舞台でした。監督はマチュー・カソヴィッツ。スピルバ…

Gone, Gone, Gone

1958年マイルス・デーヴィスとギル・エヴァンスの共演第2作目Porgy & Bess。第1作はMiles Ahead(1957年)、そして第3作はSketches of Spain(1959年)。 ブログのタイトルはPorgy & Bessの3曲目。なぜか。題名が格好いい?から。Gone, Gone, Gone、どう訳す…