フェアである事

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   一昨日の大関戦2つとも行司軍配に物言いがつき、朝之山戦は取り直して、貴景勝は軍配どおり大関の勝ちとなった。でもテレビの前でスローモーションを見ていると、どちらも大関の足が先に土俵の外の土に着いていました。行司は動きながら、4人の審判は自分の座っている位置で二人の関取の足と土俵を見て判断しています。その一人ひとりの限られた視点を5つ総合して決定を下すのですが、物言いのついた後の土俵での審判の協議の際には、イヤフォンでヴィデオの映像の結果も聞いていると思います。それでも元気な方の大関は取り直し、故障があって元気のない方の大関は軍配通り勝ちとなり、両大関とも応援しているけれど、すっきりしない結果となりました。

 またある関取が飲食で外出して親方から休場の措置を取られ、ある親方は飲み屋で泥酔して寝ている状況をSNSで流されて厳重注意となったようです。これも関取には厳しく、親方にはゆるい。不公平は世の中に蔓延しているけれど、目の前でしかも日本中の人が見ているところでやるかと思いました。僕はもともと体育会系とは縁がないけれど、頭を使わないで肉体を使う事に違和感を感じています。優秀なスポーツ選手は両方を使っていい成績を上げている。しかしなまじガタイのいい人はそれである程度やっていけるので、頭を使わないで頭角を現し、そのまま現役後は指導者になり、その肉体優先の方法を後輩に教えると言う悪循環になるのだと。

 でそういう人が仕切る相撲協会はふつうのフェアという事がまだ通用しない社会であるんだなぁと、去年の初場所あたりから見始めたビギナー・ファンもがっかりしました。

  写真は生協の花屋さんで見かけた紫が鮮やかなロべリア。野菜やハーブの菜園に少し花目、色がほしいでの買いたいと思いましたが、買い物の荷物を歩いて持ち帰るので諦めました。