テニス・コートでの雑談

 中一の少年(12才)のはなったサービスが、前衛を守っている80代後半のパートナーの後頭部にぶつかった。お爺さんは怒って帰った(らしい)。この人(仮にAさん)は、ネット際で動かず、ネットの向こう側の対戦相手は、ボールをぶつける訳にもいかず、ポイントはAさんの方にという事例が多い。

 またAさんと組むと、Aさんの上をロブで抜かれたら、パートナーが走って取りに行かなければなりません。本当はAさんが下がってボールを打つのですが、Aさんの場合は下がらない。それでパートナーが走走らざるをえない。そういう取り決め?になっています。お年寄りだから仕方がない言えばそうですが。でもよく考えたらAさんは20年前からそういうプレー・スタイルなので、60代からそうだった。僕らは70になっても走ろうとしているのに。ちょっと甘やかし?過ぎたかも知れません。

 Bさんはうまいのですが、ポイントごとにパートナーにアドバイスをして、嫌がられる事に。僕はけっこう適切な事を言うので参考になる思っていますが、それでもポイントごとは聞いてて疲れる。確かに僕がサーブ・レシーブの時に棒立ちになっていた。緊張して膝を少し曲げる姿勢をとるのを忘れていた。いつも膝は少し曲げて、足は軽くステップを踏みつつ、ラケットを持ってボールに備える。でも無表情に欠点を指摘するBさんと組みたがらない人も多い。Bさんがコートにいるのを遠くから見て帰る人も。

 順番を待っている間の雑談・交流もテニスの楽しい点の一つです。でもCさんはすぐちょっと下な話にもっていくので、女性プレーヤーは離れていきます。この間は、誰かが僕に北海学園も以前は男子が多く女子は少なかったですよねと話題をふった。僕はそれに対して、人文学部だったのでゼミ生が全員女子だった事もありますと答えました。それを横で聞いていたCさんはキャ〇〇ラ(推察して下さい)の話につなげた。どこに女子大生とキ〇〇ラの関連性があるか。確かに全員女子という無理なつながりはあるけれど、あまりに無理やりな、勝手なつなげ方で。

 テニス仲間が、山菜や海で釣った魚をくれる事もあります。近所の菜園で冬の間埋めておいたというニンジンをもらった事も。僕もお返しに自家製の枝豆を上げる事もあります。退職したコロナ下での生活では、テニス仲間との付き合いが一番頻度が多い。昨日の雨で途切れたけれど6日間連続してコートに立つ事も。でも2時間くらいで家に戻ります。仲間からはビールを飲むんでしょうとからかわれますが。

 ちなみにコートの大きさ。ダブルス・コートは約79坪。プラス、サイド3m(×2)、バック5m(×2)必要ですので、175坪になります。でもうちのコートは公園の自転車道と丘のような傾斜に挟まれて小さめに作られていますので、150坪くらい。それでも小さめの家が3軒建てられるくらいの面積が必要となります。ロシアやウクライナのオリガルヒ(大富豪)なら何十面も作れるでしょうけれど。