以下のように6点ほどあります。
1937年 「オダリスクブルーの調和」 1939年 「花と人物 アラブの鉢」
1939年 「黒い背景の読書する女」 1947年 「赤い室内、青いテーブルの上の静物」
マティスは「室内」の絵が多いので、室内のアイテム(家具、趣味的物品、人間、ペットなど)がテーマになります。と言っても窓から外の風景が飛び込んでくる事もありますけど。それで「金魚鉢」や「花瓶」なども主要アイテム≒テーマになる。
その中で後期の「花と人物 アラブの鉢」と「黒い背景の読書する女」が気に入りました。
同じ年に製作したせいか、背景の黒、女性のポーズ、ヒナギク、マツムシソウの花も同じ。背景のヌードの絵も同じように見えます、
でも好みとしては、構図の横の広がりがあり、左の女性のポーズとブラウスの赤がいい。「花と人物 アラブの鉢」は少しアップと言うか、近寄り過ぎ。少し引いた「黒い背景の読書する女」の方が心地いい訳です。構図のバランス。花瓶のポジション。読書する女で絵が決まる。
後期の女性の描き方が好きで、そのテーマも無理やり、次当たりのブログで。