北大イチョウ並木

 これは毎年書いているタイトルかな。

 昨日行ってきました。すると土日(10月29・30日)が3年ぶりの「イチョウ祭り」だったようです。でも昨年のけっこう人出があった。老若男女が並木に続く黄葉を愛でていた。ウクライナの戦争も、韓国の圧死のような悲劇もなく、平和な風景でした。

 並木のスタートのすぐそばに「そば切り さか田」があり久しぶりに行ったが、蕎麦は売り切れで、うどんで我慢をしました。

 北大構内を散歩しながら、8年もいたのにこの広さと自然を楽しむ年齢と心境ではななかったのだなあと改めて(本当は何度も、何度も)思いました。大学時代は二十才前後だったし、20代前半から後半の大学院時代は疾風怒濤の波乱の時期だったので、これもキャンパスの特権的な環境には目がいかない。

 年を取って分かる事があってよかった。昨日も1万3千歩。

 今週は土曜に談話会(研究談話会)がZoomであるので、その勉強です。ケイト・ショパンという100年前のアメリカ南部の白人女性の短編。孤児の女性が養父母に愛情をもって育てられ、裕福な青年と結婚しますが、生まれた赤ちゃんに黒人の血が流れている。夫に絶縁され、赤ちゃんと入水する。しかし夫の側に黒人の血が入っている事が後から分かります。

 「孤児」と「人種」という、アメリカ的な問題があって興味深い短編です。でも「黒人である事がそんなに問題なの」という疑問もあります。