ブレイと11月22日

 カーラ・ブレイが10月に87才でなくなった。ともだちのブログで知ったのですが、すぐに書かなかったのは、その時はきっと別の書く事があったような気がします。

 と言うのはこのアメリカの女性ジャズ作曲家についてはそれなりに関心がありました。ポール・ブレイマイケル・マントラー~スティーブ・スワローといったパートナーの遍歴?と音楽と強く関係している事もあります。ゲーリー・ピーコックの妻だったアーネット・ピーコックがゲーリーと別れてポール・ブレイと結婚します。カーラ・ブレイはアーネットの後のポールの奥さんです。そしてカーラはポールと別れた後もブレイという名前は使い続けてました

 楽曲で言いうとIda Lupino, Ad Infinitum, Sing Me Softly of the Blues, More Brahms, Lawnsなどが有名か。どの曲もフリー性とロマンティシズムがうまく共存している。アイダ・ルピノについては女優の名前なのでブログでも書いていました。2013年12月25日ほぼ10年前に。

https://seiji-honjo.hatenadiary.org/entry/20131225/1387953378

 アルバムで言うとEscalator over the Hill (1971年)、Dinner Music(1977年)、 Live! (1982年)、Heavy Heart1984年)、Sextet(『モア・ブラームス』1987年)など。『艶奏会』という変な邦題がついたLive!は愛聴していました。けっこう色っぽいジャケットが多い。スティーブ・スワローと手をつないだり、キスしているジャケットなどいいとは思わないけれど、そんなに嫌な感じも与えないのはカーラ・ブレイの人柄と言うか、さばさばした雰囲気もありそう。

 前述のようにフリーだけれどロマンチック。抽象性とメロディアスな美しさ。メロディは美しいけれど、ピアノで弾いてみると和音が難しいと言うブログもありました。Liveではロック・ビートとフリー・ジャズのいい意味での融合が。それが明るくてカッコいいジャズになっていて、聞いて心地よい。

 11月22日は語呂合わせで「いい夫婦」。テニスの後は、かみさんとランチと買い物。