Kind of Blueと記念盤

 Kind of Blueマイルス・デイヴィスの1959年録音のモダン・ジャズ史上最大の売上枚数と絶大なる評価のアルバムです。

 僕でさえ、LPとCDの両方持っていました。そして1997年Flamenco Sketchの別テイク追加版が。さらに2009年の50年記念盤Anniversary Legacy Editionを今回購入しました。理由は現在持っているCDのジャケット(写真、右)より、定番のジャケット(写真、左)が好きなのと、オリジナルが5曲なのにCD2枚では21曲も入っている。別テイクが15曲という事かと想像しました。

 買って解説を読むと、そうではなく、1枚目は前半が通常のKind of Blueが5曲。後半はstudio sequence(録音現場の記録)やfalse start(出だしの失敗)など。つまりKind of Blueにまつわる記録。

 2枚目はOn Green Dolphin Street, Fran-Dance, Stella by Starlight, Love for SaleなどKind of Blue録音時の同アルバム未収録の曲の演奏。そしてalternate takeが2曲。これが記念盤という事なのかなと、まぁ納得。でもこれだけのアルバムなので、この程度のものでもレガシーとして発売するレコード会社の商魂、それに●●されるジャズ・ファンという構図にもみえて。