チャールズ・ミンガス、セシル・マクビー、マーカス・ミラー、チャーネット・モフェット、クリスチャン・マクブライドの共通点。黒人男性ジャズ・ベーシスト。もう一つ苗字の頭文字がM。ま、それだけのつまらない発見ですけど。CDを名字ごとに棚に入れているとそんな些細な事にも気づきます。
今回は友だちのブログで知ったチャーネット・モフェットの訃報。1967‐2022年、54才。知らなかった。モフェットというちょっと変わった苗字。ジャズ・ファンならたいてい知っているオーネット・コールマンの『ゴールデン・サークル』のドラマーがチャールズ・モフェット。ついでにベースがデヴィッド・アイゼンソン。チャーネットという名前も変わっていて、これはチャールズ+オーネット=チャーネットらしいです。息子に自分と尊敬するミュージシャンの名前の継ぎ合わせて、ちょっと変な?名前にしました。
さてこのチャーネットの初期の数枚を聞いていました。21才のときのNet Man、22才がBeauty Within、1991年にNetwork、1995年がPlanet Home。3枚のタイトルにnetが入っています。
いずれも若々しさと音楽的な構成力があり、そしてもちろんベースの演奏もいい。1959年生まれのマーカス・ミラー、1967年生まれのチャーネット・モフェット、1972年生まれのクリスチャン・マクブライドはいずれもウッド・ベースとエレクトリック・ベースの双方をこなす。これはスタンリー・クラーク(1951年生まれ)以来の伝統かな。