Nozipho、ファラオ・サンダースのアフリカ的サウンド

 

f:id:seiji-honjo:20210829184115j:plain
Messagge from Home
という1996年のアルバムの2曲目、Noziphoがいつからかえらく気に入って聞いています。

 何かアフリカ的と言っていいようなサウンド。懐かしいような、ゆったりとしたメロディーとリズムです。NoziphoはZuluの言葉で Mother of GiftsとかBeautiful Gift from Godという意味だそうです。 Zuluは南ア

フリカのズールー族で、ヒップホップの世界でもアフリカ・バンバータという創世期のDJがZulu nationという

名前の音楽集団を作っていました。

 ベース、チャーネット・モフェット、ピアノ、ウィリアム・ヘンダーソン、プロデューサー、ビル・ラズウェル

 サンダース・グループのピアニスト、ジョン・ヒックス、ジョー・ボナーですが、ビル・ヘンダーソンもいいです。ヒックス、ボナーのピアノ・トリオのアルバムはありますが、ヘンダーソンのはないのが残念です。またヒックス、ボナーのトリオ・アルバムもファラオのアルバムでの活躍ほどでないのも残念。

 写真はヒックス、セシル・マクビーエルヴィン・ジョーンズのパワー・トリオ。1990年の録音ですが、レビューにもあるようにパーソネルからは期待できるのに、あまり録音はよくないよう。それとやはりジョン・ヒックスは親分のファラオ・サンダースのバンドで一番光るのかも。右手のフレーズと左手の伴奏のコンビネーションもトリオよりも管が入った演奏で生きるような。