復活?!

 

 10日間くらいのブランク。飲み過ぎ~不調がはじまるケースが多いので注意。

 さて今週土曜日はNYから帰国のT先生のお話の司会があります。

 学会(アメリカ文学)の元会長で、北海道支部の会員でもある。

 一番最初にT先生の名前を知ったのは筒井康隆のエッセイ。「コーネル大学にT君が留学している」と。1980年頃かな。僕が30くらい、T先生は27くらい。

 初めてお会いしたのは、1994年の全国大会で僕がポール・オースターの発表をした時。前列に座っていて、つまらなそうな?顔をしていました。内容がいまいちだったのでしょう。

 1999年の『ユリイカ』のオースター特集でのT先生とラリー・マキャフリーの対談が一番参考になったのは、23年後の2021年に支部の談話会で院生の発表の司会を担当した時。準備の時にかなり復習もふくめて文献を再読しました。その中でもとてもよかった。都市文学的な視点。今回お話をされる文学思想・文学精神史的な視点が、すでにそこにあったような。

 1988年の単著デビュー『サイバーパンクアメリカ』でウィリアム・ギブソンを知り、『ニュー・ロマンスサー』、『カウント・ダウン』、『モナリザ・オーバードライブ』の「電脳三部作」、新しいサイバーSFにしびれました。

 お父上も英文学者。しかもそのお父さんが横浜正金銀行のロンドン支店長で、あの南方熊楠と親交があり、漱石とも交流があったような。文献によるとウェスト・ハムステッドの下宿を紹介したとか。

 実は横浜正金銀行の後継の東京銀行のロンドン支店にいた大学時代の友だちに1983年の訪問時、1997年の4か月滞在時にお世話になった。でもその東京銀行も名前はなくなりました。

 そんな事を思い出しながら、履歴や業績を確認しつつ、司会の準備をしています。

 もちろん今日は午前中テニス。午後は少し菜園の手入れなど。

 写真は苗を買って植えてみたブロッコリー。こんな花が咲くんですね。実がなるかどうかは運命に?任せています。