売り切れとフリー・ジャズ

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  今週から大学の授業が始まりますが、連休明けまで対面授業は延期で、3週間は大学に行きません。という事はいつものようにレジュメのアップ+何かを考えなければならない。ま、レジュメが授業の資料としてその中に何か課題的な事をもりこめば教務的にはいちおうOKらしいです。

 僕は1回目のレジュメにいつもとは違う今回用の「挨拶」を足してみました。その前に履修者(今の時点では仮登録)の皆さんに大学のポータルでちょっと挨拶をしました。今の時点で106名。一昨年は180名、昨年は260名、今年はどうだろう。17日が履修登録の締め切りですが、その後も履修訂正があります。でもこれって、普通の授業で1~2回受けてみたけど、辞めたい/ほかの授業に変えたいという学生のニーズの応えたものです。

  ちょっとは自分の部屋で録画を考えたけれど、それは無理。とすると大学のスタジオ、これも予約で一杯でしょう。町のスタジオで自前で支払いをして録画をするか、そこまでしなくてもいい。

  で、研究者仲間のブログをみてパワーポイントにマイクで自分の声を入れて授業とする事もできそうと思いました。これなら今週木曜の授業には間に合わなくても、来週と再来週の1回か2回分でトライしてもいいかなと。それでアマゾンを見るとちょうどいいと思ったマイクは在庫切れ。友だちに聞くと今はマイクも体温計も入手困難だそうです。体温計は分かるけどマイクも。全国の大学教員がこぞって、オンデマンド授業やリアルタイム配信、それができなければ、僕の様に音だけでもと考えてマイクの注文が殺到したか。

  写真はFIFINE ピンマイクというものです。もう1枚は2年前に亡くなったセシル・テーラーのSilent Tongue(1974)です。割とソロ・ピアノを好んで聞いています。サックスが入ると30分くらい、ピアノだけだと1時間くらい聞いていられる。この過剰な意味の世界における一服の清涼剤のように、抽象的な美の世界に浸っていられます。