運動を禁止する?!

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  昨日山の手コーㇳに遠征しました。歩いて10分の遠征ですが、風が強くて。そこで少し残念な情報が。

 札幌市は市営の施設を連休明けまで閉鎖する事にしたようですが、何とテニス・コートまで。三密と不要不急の外出を避けるのは分かりますが、機械的にステイ・ホームではなく、散歩や屋外のスポーツは逆に奨励した方がストレスがたまらないのは常識です。市の人たちは、施設の屋内と屋外の線引きをするのも面倒なほど怠惰なのか、簡単な線引きができないほど頭が固い(悪い?)のか、それともただ単に忙しくてそんな些末な?事にかかずらわっていられないのか。いずれにしてもがっかりしますが、気を取り直して家庭菜園の土づくりに勤しむ事に。

 山の手コートもうちの方のコートも中学生の男の子や女の子が楽しそうに青空のもとでテニスをやっているのを見て、どうしてこれを禁止しなければならないのと思います。大人の一人として市の関係者に一言言ってやりたい。

 で一言いいました。西区土木センターに電話すると、いろんな考えがありますけどあくまで自粛要請なのでやらないようにお願いしたいと。じゃ、要請であって禁止ではないようなのでテニスをやらせてもらいますと啖呵(ちょっとオーバーか?)を切って電話を終えました。僕のところにコートの鍵もあるので、もし錠をかけられてもできる?と気負っていたら、写真のようなプレートをかけて錠はしてありませんでした。この「閉鎖中」の文言をテニスをする若者・親子連れはどう判断するか、楽しみです。

 1944年スウェーデン生まれのボボ・ステンソンを最初に聞いたのは『アンダーウェア』(1971)で19か20才の大学1~2年生。大学の教養部って一生の中で一番時間がある時期だったような。ジャズ喫茶と映画館の暗闇のはしごをしていました。でステンソンより3つくらい若いチック・コリアNow He Sings Now He Sobs(1968)と同じくらい新鮮なジャズ・ピアノでした。チックの場合は切れ味のいいタッチと、ロジカルでかつ魅力的なアドリブが持ち味です。フレーズが単に前へ進むのではなく、12音階をジャズに翻訳したとも言える横にずれながら前進するような。その鍵盤から手がすぐ離れるような弾き方はエレピで音が濁らない事にもつながったような気がします。

 ではステンソンの場合はスピード感にあふれる、暗いロマンティシズムとでも言えるアドリブ。いつものジャズ喫茶で初めて聞いた時、思わずプレーヤーの上にかかっているLPジャケットを見ました。ベースとドラムと一体になったようなスピード感あふれるタイトル曲と次のRuberonのスローテンポの対比も良かった。エントロピー的と言うか、下降的に浮遊するドライブ感にあふれていたと思います。Indicum(2012)のステンソンも今の僕と同じ68才ですが、まだまだいいです。同じスウェーデンのサックス奏者ヤン・ガルバレクのアルバム、そしてチャールズ・ロイドのアルバムにも何枚か参加しています。ガルバレクもロイドもピアノにキース・ジャレットを使っている事もありますので、ヨーロッパではキースと並ぶピアノと目されていたのかも。ポーランドのトランペット、トマス・スタンコとの共演作もあります。