Home at Last

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  1970年代の札幌にはいくつかロック喫茶があったが、「祐天堂」には店主夫婦が飲み仲間でよく行ったものでした。Allman BrothersのBrothers and Sistersもここで聞いたっけ。

 1977年のAjaも覚えています。Steely Danの何作目か、タイトル・チューンのメンバーがすごい。ウェイン・ショータ―(テナー)、ラリー・カールトン(ギター)、ジョー・サンプル(ピアノ)、スティーヴ・ガッド(ドラム)です。ジャズも好きなロックやソウルのファンが聞いていたのかな。逆もありますが。都会的という表現もありましあた。

 僕は5曲目のHome at Lastの演奏と歌(ドナルド・フェーゲン)が気に入っています。ソウルっぽいボーカルに、切れのいいフュージョン・ジャズ的なバッキングがとても心地いいです。たぶん複雑で音楽的に高度な事を、軽々とポップにやっているのが聞いていて気持ちがいいのだと思います。

 メンバーの入れ替わりがあって、ドナルド・フェーゲン(ボーカル、キーボード)とウォルター・ベッカー(ギター、ベース)が中心で、前述の大物ジャズマンの他にもリー・リトナー(ギター)、ヴィクター・フェルドマン(ピアノ、ヴァイヴ)、ドン・グロルニック(ピアノ)、チャック・レイニー(ベース)、バーナード・パーディー(ドラム)がスタジオ・ミュージシャンとして参加しています。

 ドナルド・フェーゲンが気に入ってソロのThe NightFly(1982)も買ってしまいました。