ギターとバッハ

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 バッハをギターで演奏しているレコードはたくさんあるでしょうけれど、これはスティング絡みのギタリストについてです。

 スティングのShape of My Heartは1993年のTen Summoner's Tales に入っている曲でもともとドミニック・ミラーとの共作のようです。Fields Of Goldとか『リーサル・ウェポン』でも使われたイッツ・プロバブリー・ミー など佳曲が収録されたアルバムでした。Shape of My Heartの方は『レオン』でもラスト・シーンで印象的な使われ方をして、ヒップホップでも何曲かサビに引用されています。

 さてShape of My Heartをyoutubeで見ているといつもスティングのギタリストが横にいるので調べてみました。ドミニック・ミラーという人でした。アルゼンチン生まれのアイルランドアメリカ人。今年60才です。ボストンのバークリー(音楽学校)で学んだのでジャズ系、その後のキャリアをみるとフィル・コリンズのツアーにも参加しているのでロックもやるようです。

 さてそのミラーの2003年のアルバム『Shapes』を買ってみるとジャケットのきざったらしはおいておいて、中身はバッハやシューベルト、ベートーベン、アルビニーノ、エルガー名曲を取りいれたなかなかいいアルバムでした。「G線上のアリア」「アベ・マリア」(スティングとプラシド・ドミンゴ)、「アダージョ」、「ニムロッド」(『エニグマ』から)など仕事部屋(最近はあまり仕事をしませんが)でかけていたらかみさんが気に入って、台所でも流しています。