コート開きとマイルス

 木曜日の朝ネットを張りました。市営のコートなのですが、コートによってボランティアの管理人がコートに各種道具を傷まないように保管したり、僕のように自宅とコートが極近でガレージに保管したり、土木センターで冬季間保管したり、様々です。

 で昼近くに外出するときに、バス停に行くのにコートのそばを通るので、高校生の男の子が二人ラリーをやっていました。夕方は中学生らしい3人が軟式を。

 で昨日は老婦人と高校生らしい男の子が。聞くと76才のお祖母ちゃんが孫の練習のパートナーをしているとか。もちろんお祖母ちゃんもテニスができないと球出しはできない。今日もやっていました。

 4月1日新年度の初日は、土曜日でうちのコート開き。5名+アルファ。最盛期は40名くらい名簿に載っていたのに。下の山の手コートにも分散していいのですが。

 少し体調も戻ってきたので、マイルスの『アガルタ』、『パンゲイ』に挑戦。いずれの1975年の大阪でのライブです。ちょっときつかった。で1986年Tutuの表題曲を聴く。サンプリングをバックに吹くマイルスのかっこよさ。シンセ、プログラミングはジェイソン・マイルス、71才白人。録音当時は34才か。僕と同い年です(どんな意味が?)。

 その後、学会の全国大会発表の支部会員の要旨をチェック。けっこう難しい事を書いているけれど理解できました?調子に乗って、マイルスの1970年Filmore East(NY)のライブを。僕はFriday Milesが好きで、よく聞きます。同じFilmoreでもWest(San Francisco)のライブBlack Beautyの方は録音状態と、Eastのように編集が入っていないのでつらい。

 編集と言うのはポストモダン的な作業で、いい音楽を作るのに必要な場合もあります。サンプリングもそう。生の演奏がそれだけでいい場合は多くないと思います。あとで手を入れないと聞けるようなレコードにはならない。そもそもレコードは記録であって、大なり小なり人の手が入っています。作為というとよくない意味にも使われますが、ライブ=naturalなものにart(技術、技巧)がはいって、art(芸術)になると愚考します。

 また年度初めに理屈っぽくなってしまった。素直になりたいのになれない・・・

    写真はThe Miles Davis StoryというDVDのジャケット(のようです)。