なぜか時代小説

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  ここ数カ月ずっと時代小説を中心に読んでいます。でもそれってブログで書きずらい。いちおうアメリカ文学の研究者だったので、アメリカのミステリーなら文学の一部でもあるし、文化や社会との関連もあると言いやすいのですが。

 藤沢周平武家ものはずっと読んでいました。それが退職してからは町人もの(人情話)にも手を伸ばし、その後、葉室麟という僕より一つ年上で、2017年に亡くなった作品を読んでいます。藤沢周平は父の故郷山形県酒田市の隣の鶴岡市出身。札幌と小樽の関係・距離感に近いかな。鶴岡には浜辺というか海水浴場がありました。65年前に父のお母さんが亡くなった後にいきました。文庫も20冊くらいあったのですが、もう20冊ほど買って読みました。外食・外飲みをしないので、ついCDとか文庫の購入には甘くなって、アマゾンで買う件数が多くなってしまい、奥さんに注意されないようにいちぶ非表示にします。

  葉室さんは北九州出身で、佐賀を舞台をした作品が多く、佐賀も一昨年行ったので、神埼とか鹿島とか小崎とかいう地名に覚えがあります。葉室さんは23冊文庫で読んでこれでいちおうおしまい。

 そしてあさのあつこと今井絵美子の『照降町自身番役日誌』をへて、山本周五郎にたどりついた。山本周五郎はたくさんあるのでこれからじっくり読みます。6月開始の対面授業も、札幌・北海道の状況では1学期はだめかも知れないし。

 きのうはチャールズ・ロイドをピアニストからみで聞きました。つまりキース・ジャレットボボ・ステンソンミシェル・ペトルチアーニブラッド・メルドーです。キースの若者らしい暴れぶりが格好いいです。

 写真はビル・エバンスとの共演What’s New?(1969)が有名なフルートのジェレミー・スタイグのFlute Fever(1963)、21才の時。ピアノがデニー・ザイトリンなので買いました。でもフルートがフィーヴァーしています。彼は4年前に横浜で亡くなったようです。最後の?奥さんは日本人かな。ジャズではなくイラストを描いていたような。もともと童話やイラストも書いていたんですって。このジャケットも本人作。

  しかもと言うか、お父さんは日本語のWikiにも載っているような有名な画家・イラストレータだったようです。さらにエピック・レコードの「猫ジャケ」、6枚のレコードの猫が描かれているジャケットを描いたのがこの父さんのウィリアム・スタイグだったんだ。因みにキャットはミュージシャンか。いろいろとつながるんですね。