今度はデイヴ・リーブマン

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 1970年代に聞いたアメリカの白人男性サックス奏者。70~74年にマイルスのアルバムに参加したころは20代半ば。『オン・ザ・コーナー』とか『ダーク・メーガス』などマイルスの代表作でないのは少し寂しいけれど。

 僕がはまったのは1973年のLookout Farm。ピアノはリッチー・バイラーク。このLPを持っていたのですが、まとめて処分をしてしまいました。CDをあまぞんで探すと26000円。これでは買えません。それでこのグループ(Lookout Farm)の別アルバム(CD)を購入し、来るのを待っていまうs。

 手元にあるDrum OdeはECMの1975年録音。メンバーは13名が曲によって参加するので、スモール・コンボとビッグ・バンドの中間くらい。それもドラム2とタブラ2とパーカッション奏者4の8名の打楽器。ピアノは盟友リッチー・バイラーク。ほとんどエレピでアコースティック・ピアノは弾いていません。でもこのエレピが尖っていていい。ギターがジョン・アバークロンビーなのでがECMらしいかな、でもこれもフリーな演奏で直線的なフレーズ。ドラムがボブ・モーゼスとバリー・アルシュトル。ボブ・モーゼスは1980年の自分のアルバムにリーブマンを呼んで、そこでは次の日野皓正とも共演しています。リーブマンはソプラノとテナーとフルート。演奏はポスト・コルトレーン的な演奏の曲とECMらしい北欧的な環境音楽的な曲が混在しています。このドラム(のリズム)に捧げたようなポリリズミックなアルバムをアイフォンで外出する時に聞いています。

 1979年のDoin' It Again。日野皓正とジョン・スコフィールドがとってもいいです。日野のニューヨーク時代。ジョスコもいつもくねくねするブルースのようなロックのような演奏があっています。ジャズがベースにあってロック的な演奏と、時にフリーになる塩梅がちょうどいい。

 1980年のWhat Is It?はジャケットも含めて可もなし。

 1981年の If They Only Knewにでは再び日野皓正とジョン・スコフィールド参加。

 ジョンスコは1997年にフィラでルフィアのライブハウス「ブルー・ムーン」で聞きました。よかったです。ブルースやロック的なイデオムで、ジャズをやる、それも時々フリーになりますこれはさっきも言ったかな。

 リーブマンのマイルス・バンド在籍時代の映像を見た事がありますが、けっしてハンサムではないのですが、演奏がセクシーで格好いい。

 メンバーも含めて、ジャズのモーダルなイディオムをベースとして、ロックや他のリズムの使いつつ、時にフリーになる自由さと、ジャズに戻って来る安心感が気に入っています。