山わさびの出世

 昨日は昨年の12月9日いらいの「S善」でランチ。

 握りの前に酒のつまみをお願いしたら、写真のイカの刺身が出てきました。

 薬味がショウガではなく、山わさび。手前で醤油がかかっています。奥のもう一つ茶色いのは削りかつお

 この山わさびは小学生のころ、しょうゆを垂らしてご飯にのせて食べていました。60年前の1950年代でした。それが姿を消して数十年。1990年代にロースト・ビーフの横にホース・ラディッシュというお洒落な名前で再登場していました。

 ロースト・ビーフと言えば、鎌倉山の本店でのロースト・ビーフが今までのベスト。ほぼ最初に食べたロースト・ビーフがベストなのは、いいのか。その数年後にロンドンで名店にも行きましたが、1回目の鎌倉山本店の方が赤身と脂のバランスが絶妙でした。ロースト・ビーフの付け合わせがヨークシャー・プディングとこれも馴染のない食べ物。えっとシュークリームの皮とでも言えばいいかな。でも「シンプソン・オン・ザ。ストランド」では蒸しキャベツが付け合わせで、この方が食べやすい。

 さてロースト・ビーフ鎌倉山はその後、再度本店、そして横浜店でも食べましたが、1回目がベストでした。

 さて今ではふたたびスーパーでも手に入る山わさび。美味しいけれど辛いので、注意が必要です。また名前にこだわると、horse raddsihのhorseは「強い、大きい」の意味にも使われるらしく、ここでは「辛み」が「強い」という事でしょうか。「西洋山葵」とも言い、「山わさび」の「山」は、「水辺」で取れる本わさびにたいしての名称でしょう。