すすきの愚行録?

 ほぼ1か月ぶりのすすきのです。大学の教科書出版社の社長50才が来札。年末に在札の叔父さんが亡くなったので。街まで行くのにバス停で待っていました。フードを付けていなかったので、行くのを辞めようと思ったくらい寒い。マイナス10度くらい。でも50年前はマイナス20度もあったような気がします。

 ススキノで待ち合せ。ラフィラがなくなったので早く着いた時の時間調整が難しい。合流して「小料理しま田」に。ここはご主人と奥さんがやっているのですが、奥さんではなくて若いバイトの子。社長はこの子が北大農学部の大学院だという事を聞き出す。

 社長は僕がトイレに行っているあいだに、隣のお客さんが静岡から来ている事も聞き出す。話し好きなんです。それで静岡と北海道の情報交換をしました。ビールの次はお酒。北海道のお酒8種類くらいからセレクト。僕がゆっくりと3杯くらいの間に、20才若い社長は5~6杯。だいぶできあがる。おつまみは刺身の盛り合わせ、タチのポン酢、ニシン漬け、カキのグラタン。

 2次会はいつもの高校の先輩のお店で赤ワインをボトルで。さらに出来上がった社長はちょっと別のお店に行ってきますと出て行った。しばらく待ったけれど帰ってこないので、別なお店に。例のススキノ0番地にある老人の常連が多いカラオケ・スナックです。そこの向かいの蕎麦屋が社長の好みなので、そのうちにどちらかに来るかなと。歌っていてでも来ない。携帯にでない。

 少し心配になって2次会の店に戻るけれどいない。心配しながら帰宅しました。翌朝、9時になって携帯にショート・メッセージをするけど、返信なし。向かい酒で不安を紛らわせる。無理にお酒を飲む理由を作っています。12時ころに「やっと今気が付きました。ご心配をおかけしました。またよろしく」と言うのん気な返信が来て、やっと安心しました。

 2次会の店で、Yさんというピアニストが73才で亡くなった話をききました。タンクトップでピアノを叩くたくましい筋肉を思い出します。もちろん演奏もよかった。豪放磊落な人柄も。