絵でもスピリチャル

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 今聞いているのはフルートのジェレミー・スタイグのFlute Fever。前に書いた記憶もありますが、ピアノはデニー・ザイトリン。So What?やLover Manはビル・エバンスとの共演作でも吹いていたかな。晩年は横浜に日本人のおくさんと住んでいたような。アルバムのジャケットの絵と裏のイラストはスタイグ作。お父さんがイラストレーターであったようで、本人もその素養があったんでしょう。

 写真は1859年のジョンソン・マーティン・ヒードのApproaching Thunderstorm。アメリカで初めてヨーロッパの絵画の影響から脱したと言われる「ハドソン・リヴァ―派」の第2世代か。トマス・コールがはじめたといわれる絵画の流派は、アメリカの独自の主題であるアメリカの雄大な自然にそこにスピリチャルな雰囲気を醸し出すような描き方をしました。

 僕が何度も言っているスピリチャルは、ここではダイレクトにキリスト教の宗教的なイメージをルミニズムという光を強く打ち出す手法で表現されています。これが見ていて違和感を感じるんですね。日本人でも自然に何か人知を超えた大きな力を感じますが、自然の風景の中に神の存在を描こうとする何か違うような気がします。

 ヒードのこの絵はそれとは違う普通の、でも自然と人間のあり方を程よい感じで描いているのでお気に入りです。

クルージング

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 昨日の朝テニス・コートに行くと霧雨で誰もない。で、そのまま電動自転車で自転車屋さんを探して走りました。鍵とライトを買いたくて。坂のところは電動にして結局45分くらい走った。途中行きたいと思っていた琴似のお餅屋さん三好庵で草大福、田舎饅頭などをゲット。6個買って500円もしない。小さくて安くて美味しい。その後コートに戻ると6人いました。

 夕方はかみさんと公園を散歩して、サクラマスがたくさんいる場所を通りました。確かに結構いました。西野のパークゴルフのそばで夏は焼肉をしているスポットです。寒いのにテントを張っている若者二人もいました。まさかヤマメ(≒サクラマス)の密漁では?

 最近聞いているアート・ファーマーの『ブルースをそっと歌って』(1965)はアートのフリューゲルホーンもいいし、スティーヴ・キューンのピアノ、スティーヴ・スワローのベース、ピート・ㇻロッカのドラムスもいい。キューンのピアノ・トリオにアートが客演しているように聞こえると言うレビューもあるけど、そのくらいトリオがいいんだね。

 でそのトリオが翌年『スリー・ウェィヴス』というキューンの初?トリオ版を出します。ここでの「アイダ・ルピノ」(カーラ・ブレイ作曲)がいい。実は「ブルースをそっと歌って」もカーラ・ブレイ作曲。『ブルースをそっと歌って』でも取り上げられている「アド・インフィニタム」もカーラ・ブレイの曲で、スティーヴ・キューンの次のアルバムMPS版Watch What Happensにも入っています。

 アート・ファーマーも日本で人気のあるのはうれしいけれど、日本のレーベルでアルバムを作ると、何かひいきの引き倒しというのかアーティストとしての緊張感が欠けたゆるいアルバムになってしまう傾向があるのは残念。スティーヴ・キューンも日本のヴィーナスでのアルバムは欧米の女性ヌードがちょっと芸術写真的ででもつまらないジャケットで印象が良くない。内容は悪くはないけど。

 

到着

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  金曜日にサイマ(サイクル・マーケットという自転車の通販)に注文した自転車が到着しました。土日は営業日に入っていないので4日で来たことになります。連絡を受けてテニスに行かないで待っていました。

 到着した自転車を手伝って車から降ろす。ドライバーと何故か音楽の話になって、ギターとベースを趣味でやっているというその人と10分以上も話しました。さて自転車はサイド・スタンドがついていない。ロード・バイクだからか。壁に立てかけて、走行モードやバッテリー残量が表示されるディスプレイを装着して、電源を入れるとスタートできます。

 ところがサドルの位置が高い。直そうとしてもレバーではなく、いちいちドライバーで緩めるタイプでした。合うドライバーがないので、近所の自転車屋まで行ってサドルを調整もらい、ついでにスタンドも買いました。

 昼から2キロくらい離れたお稲荷さんとおはぎの店に行きましたが、三越の物産展に出店中でお休み。でも坂でのアシストに満足。走行モードはオフ~エコ~スタンダード~ハイの3段階でゆるい坂だとエコで十分。でも外見上バッテリーがスリムなタイプを選んだので、バッテリーの予備を買って充電しておくのがいいかなと。少し遠出をする時は予備を持って行けばいい。

 今日は山の手コートに行ってお披露目。

隠れ食い

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  西宮の谷矢製餡の夷金鍔(えびすきんつば)をアマゾンで買ってこっそり食べています。

 今度は東京のア・ラ・カンパ―ニュの焼き菓子セットを注文。きんつばの前はパティスリー・キハチの焼き菓子セットにトライしました。

 これが続くと夕食後のブランデーとお菓子で、肝臓にも体重にも財布にも影響が。

 以前は生協に買い物に行くと三星(苫小牧?)の黒糖饅頭や草しんこを買っていたのです、これがが安くて小さくて美味しい。山の手ラッキーでも文明堂のどら焼きとバームクーヘンを買っていました。安直でそこそこ美味しい。それがアマゾンで買うようになってしまい、堕落したような気になります。

のんびり君とおにぎり君

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 この2年くらい大相撲を結構真面目に見ています。貴景勝大関に昇進するくらいからでしょうか。

 今回優勝した正代は今年の初場所前頭どん尻の徳勝龍が優勝した時に優勝に絡んだあたりから注目。知り合いにどこか似たのんびりした雰囲気が気に入りました。それが次第に力を付けて、今場所は優勝、敢闘賞、殊勲賞を勝ち取った。地元の熊本も沸いていると思います。おばあちゃんが正代(まさよ)さんと言う名で、正大家に嫁いできたら正代正代になったというエピソードも。

 おにぎり君は前頭筆頭の隆の勝。こちらは土俵では引き締まった表情で、顔の造作が中心に寄ったように見えます。それがインタビューの笑顔ではおにぎりのように見えて可愛らしい25才。来場所は関脇になります。

 正大も大関に昇進。先輩大関貴景勝と朝乃山と切磋琢磨して土俵を沸かしてほしい。両先輩大関は真面目過ぎて、そんなところにほっこりした正代が登場するとのんびり見られます。朝乃山は体も技術も横綱候補ですが、今場所初日から3敗して、緊張した顔で登場すると応援しているこちらも緊張してほっとできません。真面目に取り組むのはもちろん偉いのですが、相撲を見て緊張しっぱなしなのも何かなという気になって、のんびり系の正代のファンに転向しました。もっとも正大君も稽古はちゃんとするらしいです。

ついに

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 一昨年の10月に定山渓の紅葉を見に1泊そしてその2回目には日帰りを敢行しました。その時に初めて電動自転車に乗ってみてこれはいいと思い、買おうとして2年もたってしまった。究極の優柔不断。ま、昨年の春には振り込め詐欺の被害もあったし、70年ぶりの墓の新築にもお金がかかったし。詐欺の被害は年金の半年分、墓の費用は年金のちょうど1年分かかったので、少し自転車の購入は控えました。

 今年も買おうといろいろ検討したけれど、YAMAHAのでスポーツ・バイクと通勤用の用途をクロスしたバイクをついに購入。自転車用のサイトで注文しました。その件はま何回も書きそうですが。週明けに到着の予定です。

 週3回くらい行っている1キロくらい離れたコートに自転車で行くと、帰りが上りなのでつらいのが現在の理由です。たいした坂ではないのですが、時々1回自転車から降りたりして情けない。電動アシストのバイクであちこち遠出しようと言う勇ましい話ではありません。

 今日はコールマンのマスタードについて。これを塗ればサンドイッチの味は2割方上がります。でもけっこう高い。しかも本体よりも送料の方が高い時も。でも美味しいです。

目標を掲げる

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 午前中のテニスは積極的なプレイを心がけて比較的うまく行きました。

 午後は読書。そう言えば数年後の全国大会の会場に関して、元の職場に連絡。2月に飲んだ元事務長さんとか、職場のテニス同好会の仲間とか、いないようで少しは情報を得られる人がいて心強い。

 読書は女流時代作家が続いていて、若者の成長やその前の子供時代などは女性ならでは経験が生かされる。職業も髪結い、古物屋、口入れ、鳥飼などそれまでの時代小説にないのも多いです。

 さて今朝の朝日新聞の元京大教授の佐伯啓志さんの論評。これがタイトルの元です。戦後日本の憲法の見直し、日米の安全保障、そして経済復興が特に後の2つが実現した後の目標の掲げ方が難しい。憲法の成立を押しつけとする右側の人たちは自主的な憲法の成立を掲げるけれど、もらった物でもよければ返す必要はない。確かに自分たちで作れなかったのは残念だけれど。

 また目標の質について。仕事をする内閣を標榜するけれどその仕事が重要でなくはないけれど小さい。官僚の仕事を理念のない政治家が仕事をする事でアイデンティティーを確保する。官僚の仕事を監督しつつ、政治家としての理念を掲げるのが大事なのでは。

 写真は最近気に入っているキリンのIPA赤ラベル。フルーティーでホップの苦みも効いています。でも値段が少し高い。