支部大会終る

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 21日土曜日2時から6時まで第29回北海道支部大会(アメリカ文学の)が北海学園大学で開催され、無事終わりました。

 第1部は中部支部から鵜殿先生にハーレム・ルネッサンスとレネ・レーセンについて話してもらいました。僕は漠然と1920年代と思っていたのですが、時代の特定がこの動きの複雑さと豊かさを象徴していて、1919年から1936年ころまで4つくらいの見解があるそうです。レーセンの『白い黒人』については以前のブログでも書いたような。

 シンポジウムは講演をゆるく受けて「アメリカ文学と人種』について『アンクル・トムの小屋』、「あの夕陽」(フォークナー)、そして「パワーハウス(ユードラ・ウエルティ)」についての発表がありました。

 『アンクル・トムの小屋』は奴隷制廃止を主張する北部白人の欺瞞について、「あの夕陽」はセント・ルイス・ブルースの歌詞からタイトルがつけられたジム・クロウ時代の南部で生きる黒人について、ユードラ・ウエルティの短編はファッツ・ウォーラーをモデルにしたらしい黒人ピアニストが主人公の話。

 懇親会は「ラ・メーラ」で。僕は講師の鵜殿先生をホテルまで送って帰宅。1時半まで4人ほど話しかつ飲んでいたらしいです。因みに鵜殿先生の息子さんが北海学園の法学講師として赴任されたらしいのは奇遇と言えます。

 さて今日は昨年の3月以来の「チャイナ・パーク」。お店のお姉さんが生ビールとグラスの紹興酒の客を覚えていてくれました。