自分だけが気になる事があります。標題について、たぶんピアノのゴードン・ベックが気になるから。
フィル・ウッズのヨーロピアン・リズム・マシーンは7枚のありバムがあります。
1.1968年 Alive and Well in Paris
ジョルジュ・グルンツ(p)、アンリ・テキシエ(b)、ダニエル・ユメール(d)
2. 1969年 Woods Notes
ジョルジュ・グルンツ(p)、アンリ・テキシエ(b)、ダニエル・ユメール(d)
3. 1969年 Stolen Moments
ジョルジュ・グルンツ(p)、アンリ・テキシエ(b)、ダニエル・ユメール(d)
4. 1969年 Phill Woods and His European Rhythm Machine at the Montreux Jazz Festival
ジョルジュ・グルンツ(p)、アンリ・テキシエ(b)、ダニエル・ユメール(d)
5.1970年 Phill Woods and His European Rhythm Machine at the Frankfurt Jazz Festival
ゴードン・ベック(p)、アンリ・テキシエ(b)、ダニエル・ユメール(d)
6. 1970年 Chromatic Banana
ゴードン・ベック(p)、アンリ・テキシエ(b)、ダニエル・ユメール(d)
7. 1972年 Live at Montreux 72
ゴードン・ベック(p)、ロン・マシューソン(b)、ダニエル・ユメール(d)
ドラムのダニエル・ユメールは全7作に参加。僕としてはヨアヒム・キューンというドイツのジャズ・ピアニストのドラマーとしての印象が強い。フリー的な演奏も多いキューン・トリオのリズムの要。でもカラフルなドラムと言う感想もあるのは、ユメールが絵も描くというエピソードを聞いたからかな。
アンリ・テキシエもフランス、ヨーロッパを代表するベースで、前にも触れたドラムスのアルド・ロマーノとの共演も多い。ジョン・アバークロンビー(g)やマーシャル・ソラ―ル(p)との共演も。4ではスキャットをしながらのベース・ソロも披露しています。
7にのみ参加のロン・マシューソンはイギリスのベーシスト。ベックとの共演も多い。同じイギリスのイアン・カーのSolar Expressにも参加。イギリスのピアニスト、ジョン・テーラーのトリオにも。この5番はフランスのピエール・カルダンが原盤で、のちにアメリカのInner Cityにライセンスされたらしい。
今のところ、3番と7番が未入手。
この項、すべて自分のメモ的なものです。でもゴードン・ベックからフィル・ウッズの(再)発見につながって個人的にはうれしい。
写真は4のジャケットです。