メガネと生きる

・小学校5年の時から眼鏡(近眼)をかけています。

・当時はクラスに二人。もう一人は女子で二人でクラス委員をやっていました。

・「四ツ目」とからかわれた事も。

・それから60年。眼鏡と共に生きてきたような。

・高校の時に眼鏡をかけて剣道の面をかぶった時の不自由さと、これで眼鏡が割れたらどうなるのという不安。

・水泳の時に眼鏡をはずしたときに、視界のぼやけた感じ。

・眼鏡を外したら、もう少しもてる?んでないのという勘違いもあり。

・『イチゴ白書』でのブルース・デイブソンのメタル・フレームに憧れた事など。

・金曜日にテニスの時に、10年くらい前のスポーツ用の色のうすいサングラスをかけてプレイをするとよく見えない。テニスの不出来をメガネのせいにしたりして。でも10年前のメガネのせいもあります。

・この5~6年で4つくらい眼鏡を買い換えています。近眼/乱視/老眼の混在するのでややこしい。

 ・しかもややこしい目に対応するレンズは高価です。レンズ1枚5万円?×2+フレーム。

・しばらく故障した電動アシストの自転車の買い替えを考えていました。躊躇するのはもちろん金額が大きなファクターです。それが眼鏡だとあっと言う間に買ってしまった。

・サングラスは必需品かどうかは難しいところです。でも一方では、紫外線対策のため、ファッションではなく老人にサングラスが必需品だと眼科でも言われます。

・やはり薄めのサングラスをかけているテニス仲間に愚痴ると、メガネは必需品、健康のためと割り切っていました。彼のレンズは調光性だそうです。光によって色が変化して見えるのかな。

・写真は使わない(使えない)2つも含めて6個のメガネ。読書用。家用(中近)。外用(遠近)。サングラス(遠近)の4つを使い分けています。

・1か月ぶりのS善で冷やし茶わん蒸し。上にイクラが乗っていたので日本酒に合いそう。

危険?!

   正月から日本酒を飲む事が増えています。

 まず生協で1500円前後の純米酒が基本方針。

 5月末の飲み会に持って行くために、何種類かアマゾンで注文しました。その前にダンチュウの日本酒特集で研究?

 その結果、予想通り久保田万寿(4500円)は好みに合わず、1500円の千寿の方がいい。奈良の純米酒「みむろ杉」のいいです。

 写真は久保田、みむろ杉、加賀鳶(石川、純米酒)、廣戸川(福島、純米酒

 洋酒の方は食後酒。ずっと好きなラガーブリン(アイラ・モルト)。アードベック(アイラ・モルト)はいまいちかな。タラモア・デュ―(アイリッシュ)は飲みやすくていいです。それとブランデーではル・マルクXO(アルマニャック)。

 でも減量と肝臓のために酒量を減らすように計画しています。ちょっと遅すぎるか。

「愛とは決して後悔しない事」の間違い

・『ある愛の詩』(1970)は、ジャズやロックを聞いて、アメリカン・ニューシネマ的な映画を見ている若者(僕もふくめて)は当時は関心のなかった(無視していた)タイプの映画です。

・数日前に、映画の好きなテニス仲間が話題にしたこの映画の有名なセリフ。

・「愛とは決して後悔しない事」は”Love means never having to say you're sorry”の訳です。

・『カサブランカ』の「君の瞳に乾杯」よりも間違っている。「君の瞳に乾杯」は映画の中で4回使われていて、そのうち2つの場面にはまぁあっていて、後の2つの場面ではこの訳では間違っているケース。

・で甘ったるい映画『ある愛の詩』の迷セリフ。

・”Love means never having to say you're sorry”は「愛し合っていれば、相手に謝る必要はない」という意味です。

アメリカのネットの説明で”The line has also been criticized and mocked for suggesting that apologies are unnecessary in a loving relationship.”とありました。「このセリフは、愛し合う関係においては、謝罪は不要であるという事が批判や揶揄の対象となっている」という意味です。

・何故おちょくられるかと言うと、愛を理想化している、ちょっとロマンチックで現実離れしているからでしょう。

・映画の場面では、ジェニー(女主人公)が恋人のオリバーが”I’m sorry.”(ごめん)と言うのに答えた言葉です。オリバーがジェニーに怒ってしまった事に対する謝罪。でジェニーからすると相手(you)を主語の”you're sorry”に言い換える。

・2回目は病気でジェニーが死んだ後に、結婚に反対していたオリバーの父親が”I’m sorry.”と言iいます。

・この”I’m sorry.”は普通の2つの意味の両方/どちらかを意味しています。つまり「(結婚に反対して)すまなかった」、もしくは「(愛する人をなくして)気の毒に思う」という意味。

・それに対して、オリバーは自分がなき恋人から言われた言葉を繰り返します。”Love means never having to say you're sorry”と。

・ここで息子が父親に言っているのは「愛があれば、相手に謝る必要はない」。つまり「お父さんは僕の事を愛しているなら、謝る必要なんてないんだよ。」

・またはもっと厳しく。「愛があれば、相手に謝る必要はない」のに、「お父さんは謝るなんて、僕の事を愛していないんだね。」と息子から父への決別の言葉の様にも聞こえます。

・もともと「愛とは決して後悔しない事」も、どうも分かりずらい。というか「愛」の実相を理解していない表現です。ま、よく言って「愛についての理想論」かな。

・つまり、愛してしまった女性との結婚を親に反対される。病気でなくなってしまう。そのような悲劇に至る気持ちや判断を後悔していない。その相手を愛しているから。

・これはこれで「愛とは決して後悔しない事」の意味として反論できない。

・でも「愛」(恋愛も、親子の愛も)が「後悔しない事」は現実から考えると絵空事のように思えます。みんな何となくそう感じているから、理想論をからかいたくなるんですね。

・「愛」だろうが何だろうが、人間の行為には後悔が付きまといます。

・「後悔」は行為に必須?で、その後に反省して前を向いてやり直す事ができるかどうかが問題。

・最後に「愛とは決して後悔しない事」は主演の二人からも、ちょっと皮肉られている事を報告します。

・オリバーを演じたライアン・オニールの『おかしなおかしな大追跡』(What’s Up, Doc?、1972)。ワーナー・ブラザーズのマスコット・キャラでもあるバッグズ・バニーのアニメWhat’s Up, Doc?のタイトルをもらい、背景にしたドタバタ喜劇。

・最後の場面で、ライアン・オニールが主演のバーブラ・ストレイサンドにそれまでの行動を謝罪し、愛を告白します。それに対してバーブラは”Love means never having to say you're sorry”と言いますが、それに続くオニールの言葉は"That's the dumbest thing I ever heard."。何と「今まで聞いた一番下らない言葉だ」と皮肉ります。

・さらに主演女優のアリ・マックグローも'crock'(古臭い、ナンセンス)と言っているようで、原作者や監督は形無し。

・写真は「愛し合っていれば謝らなくていいの。代わりにメールを送れるし」と言っています。愛や謝罪の表現も時代によって変わっていく。

10日間、いろいろ

 6月24日(月)以来。

・理由は『三文オペラ』に拘ってまとめられなかった。まとめられなくても書けばいいのですが、この自分の性格が直せない。

・ジャズ・ピアノの『三文オペラ』から、ブレヒト/ヴァイルの『三文オペラ』、原典となるジョン・ゲイの『乞食のオペラ』まで勉強してしまい、でもうまくまとまらない。CDもハル・ウィルナーの『クルト・ヴァイルの世界』引っ張り出して聞きました。写真右下。ウィルナーはモンクやニノ・ロータのトライビュート・アルバムで有名なプロデューサー。

左下はバーナード・ハーマンと言う『サイコ』で有名な映画音楽家の『三文オペラ』曲集。

・それとエラ(・フィッツジェラルド)の「マック・ザ・ナイフ」を聞き直すと、本当にうまい。歌唱が達者と言うか自在。でもその歌詞はよく聞くと、『三文オペラ』の19世紀末のロンドンの犯罪の世界の怖さが滑稽だけど伝わってきます。

支部機関誌の書評原稿の提出/校正が終わって、創世スクエアの図書館で勉強のようなふりをする動機がなくなった。

・この図書館通いが、街でのランチ、デパートでの買い物と生活の変化につながっていました。

・テニスと並行して、家の近くの公園の河原に下りる階段2か所のの草取り・そうじ。赤塚不二夫のレレレのおじさんにならって、自称、公園のお掃除おじさん。いまではお掃除おじいさん。

・自転車の電動アシストが壊れて、自力?でこいでいます。最近は3キロほど離れた山の手ラッキーまで。これは行きは下りで8分、でも帰りはのぼりで12分かかりました。

・山の手ラッキーは僕らの高校(道立札幌西高)時代は何て言っていたんだろう。部活(剣道部)が終わって、今の山手ラッキーで1Lのコーラを一気に飲んだ記憶があります。段を取らずに1年でやめた。大学でも尺八を1年でリタイア。あとはデザイン研究会などを渡り歩いて?さいごがフランス語研究会かな。

・尺八を一緒に始めた高校時代の友だちは、今では尺八工房を営んでいる。10年くらい前にテレビや雑誌で紹介されました。一度会いたいな。

・僕は徒歩で時速6キロ。これは1キロの道のりを10分で歩いた経験から。自転車は普通にこいで時速15~20キロです。坂道で30キロをこすと少し怖い。

・家から1キロの生協での買い物をほぼ毎日しています。で帰りが上りのスーパーは週1か10日間で1回行ければ、買い物≒夕食のおかずに変化が出ると。山の手ラッキーは西野の生協や西野ラッキー(あるんです)とはちょっと違う(高いのもある)品揃えで、いいです。

・写真は玄関先、ガレージの前に2台置きました。左の白が僕のYAMAHAのクロス・バイク。ロード・レーサーとシティ・バイクの両方にまたがるような。でもパンクが多いなぁ。右はかみさん(ほんとうはお姉さんの)プジョーのマウンテン・バイク。

・持っている空気入れは英式(ママチャリ用)で、僕のは自転車のタイヤは仏式。プジョーはフランスのメーカーだけど、マウンテン・バイクはアメリカが主流?のようで米式。それで500円のアダプターを買って、タイヤに空気を入れています。

・昨年はこの時期美味しかったサクランボにアレルギーが。今年は4~5月花粉症がけっこうひどかったです。で6月末に生協でサクランボを買って食べていました。が、2回目の最後の頃に、下にピリッとした反応が。その後、喉でえずくような。

・調べると、シラカバ花粉症のアレルゲンと、バラ科のりんごやももサクランボのアレルゲンの構造が似ているようで、反応するようです。好物のサクランボと今年はお別れ。

・でも食後の果物の代わりに、ハーゲンダッツのマカデミアナッツ入りとラム・レーズンをランチの後に食べて。

・自家製野菜のプレート。赤玉ラディッシュルッコラ。リーフ・レタス。ミニトマトは生協からの友情出演。やっぱり自分で作った野菜は、マヨネーズやドレッシングをかけなくても美味しい。

・6月22日にアメリカ文学会の北海道支部の総会があったのですが、残念ながら定数にたっしなかったので、メール稟議、審議?その締め切りが終わったので、2024/25年度の幹事になりました。次期2026/27だと最後に75才になり、後期高齢者。それが支部学会の執行部の一員だとちょっと老害?になりそうなので、最後のお勤めにするつもりです。

・でもさっそく、研究会の発表者を募ったり、支部大会の企画もしないと。もう一人の幹事がまだ40歳の働き盛りで、とっても性格がよくて能力もあるので、頼りにしています。こんど打ち合わせがてら飲みに誘わなければ。

「君の瞳に乾杯」についての考察(のようなもの)

カサブランカ』の「君の瞳に乾杯」について。

 ボギーがバーグマンに言う有名なセリフ「君の瞳に乾杯」の元の英語”Here is looking at you, kid.”についてけっこうネット上の情報があります。

 例によって3割くらいは有益な情報。4割くらいは無駄と言うか繰り返し。あと3割は間違っているかな。

 実はHere is looking at you, kid.を4回映画の中で使っていて、状況はちょっとずつ違う。

 もう一つはHere is a look at you.という似ている表現もあります。

 けっこう昔から少し関心があって、友だちにブログで書きますと言ってしまった手前、少しはちゃんとしたものを書かなくてはと構えてしまう。それで書けなくなるのかな。

 かなり詳しいブログでも英語的には正確と言えない。

 リック(ボカート)とイルザ(バーグマン)はかってパリで恋人同士だった。そしかし死んだと思っていた夫が生きている事が分かり、イルザは理由を告げずにリックの元を去る。傷心のリックはモロッコカサブランカでバーをやっている。そこにイルザが反ナチの活動家の夫と登場する。

 くだんのセリフは、パリ時代を懐かしむ回想場面で2回と、再度別れる最後の場面に出てくる。

 1度目は愛し合っている時期でシャンパンのグラスを手にしているので、「君の瞳に乾杯」意訳としてOK。

 英語としては’looking’の主体が誰かが問題になる。日本語の様に主語を消した表現だが意味としては”I’m looking at you”になる。「君を見ている」、「君の美しさに見とれている」から、実際に酒を酌み交わしているなら「君の瞳に乾杯」でもいいと思いました。その表現自体がまぁ格好いいと。

 で2回目のパリを離れる時もその意味でいいとして、最後の場面は少し違う。夫ラズロよりもリックを選ぼうとするエルザにリックは熱弁をふるいます。自分たちにはあのパリの思い出がある。君はいま夫と離れたら必ず後悔すると諭します。

 この時の”Here is looking at you, kid.”は「僕はずっと君を見ているよ」という意味と、「君の正しい選択/行為を(誰かが、神が?)見ているよ」という意味もあると思いました。’ kid’は43才のボギーと27才のバーグマンなのでOK。男性が若い女性に対して年長者として、愛情をこめて保護者的にふるまう時に使えるかなと。

この1週間

15日(土)小樽。昨秋、手宮公園などを紅葉を見学して以来。例によって西野からバスでJR琴似駅まで。そこから快速エアポートで小樽へ。土曜なので混んでいました。30分位立っているのは平気でしたが、立っている人がいるのに4人用の席で親子小さい娘3人で専有しているにも不愉快でムッとしていました。

 小樽の駅そばの「荒又」で鴨せいろとニシンそば。ここではビールのみ。

 3時に予約した小樽クルーズが波のため中止。けっこう晴れているのに。

 駅前から祝津行きのバスで、水族館へ。ペンギンやトドのショーを見る。

 その後、10分ほど坂を上って展望台へ。

 駅に戻って、帰路へ。

18日(火)6週間ぶりの散髪。

その間は、テニス、ミニミニ菜園の手入れなど。

テニス仲間からもらったヒマワリの苗を地植えうして咲かせました。小ぶりでかわいい。

機関誌の書評原稿を提出したので、街の図書館へ行くモーチベーションがなくなる。すると街でのランチ、夕ご飯のお弁当などの買い物もなし。

でも電動アシスト機能がこわれた自転車で走ると、運動になります。

先日は久しぶりに、かみさんと二人で近所を自転車で走る。

かみさんの自転車はお姉さんのプジョーを借りているので、タイヤの空気入れの部分は米式。フランスの自転車ですが、アメリカが主流のマウンテン・バイクなので。僕のヤマハの自転車は仏式。家にある空気入れは英式(ママチャリ用)。

アマゾンで500円ちょっとでアダプタ3種を購入したので、2台に空気を入れました。

そんなとこです。

この2週間

 今、マイルス・デービスの『ジャック・ジョンソン』を聞いています。

 例のよって、マイルスは切れ切れに、時に集中的に聞く習慣?が。

 フランソワーズ・アルディが亡くなった。20代の頃からそのフォトジェニックな容姿や写真が先で、音楽はあまり聞いていませんでした。数年前にCDを買って聞いたら・・・

 お盆の前に墓参りならぬ墓掃除に。2019年に築?70年の墓を作り直しました。いまの墓じまいとは逆行する行為でしたが、個人的に重要な事だったので。

 最近原稿を書いていなかったので、支部機関誌の書評を書くのに2か月もかけました。でも提出した原稿の校正を事務局長に見てもらったら、2か所も誤植があって。

 来週末に研究談話会+役員会+総会があります。出席者は少ないだろうけれども、支部の重要な会です。僕もそろそろ引退しようと考えていますが、もう1期幹事をする事に。次期は75才、後期高齢者に突入するので引退します。

 1曲目Right Offの途中からのギター・リフが聞こえてきます。バックのドラムはビリー・コブハム。ギターはあのジョン・マクローリン。ベースはマイケル・ヘンダーソン。キーボードはハービー・ハンコック。僕はこの1970年のマイルスが好きです。

   NHKオンデマンド連続テレビ小説を集中的に見ています。『あさが来た』(2015年)は人気があったらしいですが、まったく興味がなかった。でも見てみるとけっこう面白い。でも『あまちゃん』(2013年)は再見ですが、やっぱりとても面白い。くどかん(宮藤官九郎)の脚本と主演の能年玲奈がとってもいいです。くどかんの仲間(大人計画が多いでしょうか)はいいけど、くど過ぎる点もある。

 写真はアルディの足の長い、お洒落な服装の写真はあるのですが、このカフェの風景の中のアルディが格好良く思えて。