兵站と撤退

   朝刊の記事を読んでの感想です。「兵站」については何度も書いているテーマです。 

 「兵站」とは戦争をするときの準備(兵士、武器弾薬、食料、医療、移動と野営の確保など)の事で、英語(もとはラテン語)のロジスティック(兵站≒後方支援)は企業でも前線の営業を支援する作業や部門を表す言葉として使われているようです。でいつも言っているのは、日本の場合、戦争でもコロナ対策でもきちんとした計算や科学的なデータを基にした合理的判断をするのが苦手だという事です。

 今回の五輪についても、実施するという事を合理的な判断で決めた訳ではないので、つまり希望的観測や精神論で決めてしまっているので、中止/撤退の判断も同様にできない事になる。実施して仮に成功したとしても、それは偶然うまくいった、たまたま感染の拡大はなかっただけの事で、拡大を防げた訳ではない。それよりも国民を感染拡大の危険にさらした事の責任は残る。

 もっと重大なのは、実施して感染が拡大した時に誰が責任を取るのだろうか。首相や内閣が総辞職していもそれで責任を取る事にならない。

 ここまで書いてどう結論(あるとして)に持って行こうかと悩んでいると、かみさんから自転車で西野のラッキーに行きましょうというお誘いが。どっちかというと買い物と晩飯の調達に動員されたのですが。

 でも久しぶりに二人で自転車に乗り、公園のなかを通って行けるので快適でした。中華屋で出前を頼み、ラッキーで買い物をすませて帰宅。シャワーを浴びて出前を待っていると、かみさんが財布を入れたバッグをラッキーに忘れたらしいと。あわてて自転車に飛び乗って?ラッキーに向かいました。少し坂の上りなので電動アシストが活躍しました。

 バッグはあったのですが、お店の人によって交番に預けられたとの事。まぁ、盗まれなくてよかった。けど今日午後にでも、交番から西警察署にものが移動したらしいのでそちらの方に行かなくては。