ジャズ・ピアノで調整

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   ちょっと体調がいいと薬を飲むのを怠る。すると…それとそんな時にハイスミスは合わないなとも。

  それで今日は前にも触れているイタリアのアントニオ・ファラオ。ファラオだからって「皇帝」はないけれど、アメリカン・カルテットと称して、ジャック・デジョネットとジョー・ロバーノを迎えてのアルバムEvan、2013年。

  ディジョネットとは2000 年のアルバムThorn以来の共演。ベースのアイラ・コールマンはトニー・ウィリアムスクインテット出身で、現在はパリを拠点にディーディー・ブリッジウォーターのバンドで活躍するベーシスト。そう言えばディーディーもNYのブルーノートで聞きました。ドラムも女子のテリ・リン・キャリントン。ピアノは男子でケヴィン・ヘイズ。他のキーボードも駆使して多彩な演奏を聞かせてくれました。

 ジョー・ロヴァーノはこれも前にも書いたと思いますが、ジョン・スコフィールドのバンドにもいて、フィラデルフィアのライブ・ハウス「ブルー・ムーン」で聞きました。「ブルー・ムーン」ではロン・カーターも聞きました。日本ではウィスキーのCMにも出たダンディですが、黒人の多いフィラデルフィアではちょっとかっこいいオジサンの一人かな。

    ファラオもピアノ・トリオの時よりも少しハードかな。カルテットのタイトなグループ・エクスプレッションは聞きごたえがありました。写真はアルバム・ジャケットではなく、ちょっと精悍に見えるファラオの演奏スナップにしました。