ちょっとだけ自炊

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 30代の時、1980年代にオイル・サーディンの缶詰のふたを8分くらい開けて温めて酒のつまみにした記憶があります。椎名誠の『怪しい探検隊』シリーズでキャンプ料理などが紹介されたので、自分でも少しやってみました。1989年には勤務先の大学の交換教授としてカナダで3カ月いた時は少し自炊もしかたな。今までで一番おいしいステーキも食べました。カナダのアルバータ州のレスブリッジにあるエリックというレストランでした。

 アルバータ州は太平洋岸のブリティッシュ・コロンビアの東隣の州で北海道と提携を結んでいたので、うちの大学も州で3番目に大きいレスブリッジ市のレスブリッジ大学と協定を結んでいました。日本食の料理店も1軒あってたまに行きました。大学スタッフの家に招かれたときは、肉料理の味付けは自分でやるんだというのも初めてでした。

 42歳で独り暮らしを始めた時は、ヴィシソワーズに挑戦したり、鹿肉の手作りハンバーグを作ったりしてみました。ジャガイモのスープは、滑らかにしようとすると目の細かいざるというかこしきというかトレーナーを使うんですが、洗うのが大変でした。鹿肉はハンティングが趣味の飲み仲間がくれた肉を最初はステーキで食べていたのですが、それも飽きて包丁で細切れにして練ってハンバーグに。けっこう美味しかったです。

 2年前に退職してからは、夕食はかみさん担当ですが、昼は自分で作ります。最初は温泉で有名な登別の望月製麺の生パスタ(フィトチーネ)を北キッチンで買って、パスタ・ソースは三越伊勢丹フーズのカルボナーラをかけて食べていました。そのうち量や味が少しヘビーに感じられ、サンドイッチやインスタント・ラーメンに移行。

 サンドイッチもそんなにこだわらないとは言え、バターやマヨネーズにマスタード(コールマン)を混ぜるとかなり本格的な味に。ハムは三越のケーファーというお店のが美味しいです。でも100g700円もするので2ヶ月に1回年金が入った時のみ。マルちゃん味噌ラーメンも、きざみ葱をたっぷりニンニクを少々きざんで、できればもやし。これは味噌汁でもそうですけどけっこういい味を出します。あとはベーコンと茹で卵をいれればけっこう栄養バランスも味もよくなります。

 写真は買った苗をウッドデッキで畑に植えるべく整理をしているかみさんです。