人と付き合う/一人になる

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 この新型コロナ・ウィルス禍で人と接触する場がやり玉に挙がっている。ライブ・ハウスの経営者は大変だろうけれど、今は感染の拡大を防ぐのが第一なのでやむをえないだろう。「人と出会うのが文化」だと言っていたしそれはその通りでもあるのだけれど、一人になって自分で自分や世界の事を考えるのも重要な文化である。

 昨日テレビでこどもノンフィクション大賞を取った少年についての報道を見たけれど、友だちがいない、変人とみなされていたとあり、これはこれで重要だと思っています。たぶん、普通の人は、人と出会う/一人でいるをいろんな局面でバランスよく経験する事が重要だと思う。作家やアーティストになる人はもう少し一人で自分の世界を掘り下げていくんでしょうけれど。

 携帯やラインでつながっているのを人と出会うとは考えられない古いタイプなんですすね、僕は。表層の付き合いの多さが友だちが多いと勘違いする人は、人との関わりの意味をきちんと考えていないような気がします。コロナ禍のような事態はない方がいいに決まっていますが、今はそうなので現状を認めて、家でのんびり家族と語り合ったり、自分の部屋でゆっくりと自分と向き合うようにすればいいと思いますが。

 2~3週間前に休校が決まった時の自宅で仕事をする二人の子持ちのシングル・マザーの映像が流れましたが、家でパソコンで仕事をしつつ、家事(食事の用意、掃除、洗濯、買い物)を子供がいるのでできないと嘆いていました。しかもそばでは子供がお母さんの嘆きとは無関係にゲームをやっている。子供のおれ様化を許してきた家庭の状況が見て取れました。でも、いい機会ですから、一緒に暮らす家族の意味を役割分担とかお手伝いをふくめて話し合えばいいと思います。最近の新聞で家で体育の時間とか掃除の時間とか、学校の時間割を摸して、家で快適に気持ちよく暮らす工夫をしている例が挙げられていてほっとしました。

 写真ではウィスキーのストレートをビールをチェーサーにして流し込む危険の飲み方と、痛風後、グラスに氷と水を入れてそっとウィスキーを流し入れて濃い目の水割りを最初に飲む事ができる飲み方を工夫しています。でもウィスキー(ハイランドのオーバン)の横にウォッカ(ストリチヤナ)があって恐ろしい。痛風対策?のこれってウィスキー・フロートといって、ウィスキーと水の比重の違いを利用して作るカクテルでもあるんですね。生に近いウィスキーを味わった直後に氷水が口に来るという。