昨日は夕方、大丸藤井セントラルへご祝儀袋を買う奥さんに付き合って、その後円山の牛肉のSMDというお店に。タイトルの通り誕生日のある週、時には月いっぱい誕生日にかこつけて食事に行きます。とは言え、最近は体調とお財布の事を考えて自粛していますが。
さてミルト・ジャクソンのSunflowerからMJQのLonley Womanへ、そしてオーネット・コールマンのThe Shape of Jazz to Comeの冒頭のオリジナルのLonley Womanへとつながって聞き出しました。こちらのLonley Womanは、ドン・チェリーのコルネットもサックスとのユニゾンのような、でも無調的にずれている音楽における異化作用のようにも聞こえてちょっと変だけど心地よい二重奏がいいです。
続けて前のブログで写真を掲載したFree Jazz。これはCDがUnplayablelとなって聞けません。CDの状態が悪いのか、時々いう事を聞かなくなるBoseが悪いのかよく分かりません。仕方なくThe Empty Foxholeを聞きましたが、コールマンの10歳の息子のドラムはやはり。
次のThe Golden Circleはワン・ホーンでピアノもギターもないけれど、聞かせます。デヴィッド・アイゼンソンのベースも、チャールズ・モフェットのドラムもいい。ドラムは比較的普通のジャズのような4ビートを叩いているようで、その上でのサックの自由な演奏が聞きやすいのだろうか。聞いていて飽きない。これがドラムの完全にフリーだと違うのだと思います。
The Shape of Jazz to Comeに関連してドン・チェリーのWhere Is Brooklyn?やArt Deco、Comlete Communionを聞きましたが、ドン・チェリーってアルバム・ジャケットのセンスがいいなという印象。演奏の方はサックスがファラオ・サンダース、ガトー・バルビエリなど参加しても、ドン・チェリーのトランペット、コルネットは自由でのびやかであまり共演者によって変わらない気がしました。
オーネット・コールマンやドン・チェリーのフリー・ジャズは、それまでのジャズの制約を理屈で壊すのではなく、本当にやりたい事をやっている自然な自由さが感じられる(ような気がする)。頭ではなく、体でまたはそんなものを越えて自分の音を紡ぎ出しているように聞こえます。
ただこの自由さが、頭の固いジャズ・ファンからは敬遠されるかも知れない。