コナリーのハリー・ボッシュの20作目Two Kinds of Truthをほぼ読了。
予約していた19作目の翻訳がまもなく届く。
少し厳しく評価した19作目よりも20作目の方が面白い。
理由は事件が主人公のアイデンティティーと関係しているから。
19作目は進行する2つの事件がハリーの生き方とあまり絡まない。
20作目はアンダーカバー(潜入捜査員)として危険と向き合い、もう一つは30数年前の事件がハリーの証拠ねつ造とされて蘇ってくる。
シリーズの11作に『終結者たち』があるが、原題はThe Closers。つまり未解決の事件を解決する話で、これに近いストーリーは他のシリーズ作品でも描かれている。
しかしここでは解決したはずの事件が実は証拠の捏造その他で犯人は無実だったと裁判を起こされる。
これにハリーの異母弟の弁護士が強力な手助けをしてその誤解を解く。
これを読んだら次はボッシュ・シリーズ21作目はとばして、エイドリアン・マッキンティのアイルランドの刑事ものか、ミック・ヘロンのイギリスの窓際刑事グループものを読もうと積んでいます。
いちおう元英語教員なので英語が少しは読めるという事で。