難しい

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痛風になった後、しばらくギターに触る気になれなかった。

と言うか、少し難しい段階になって若干放棄してしまった。

ボサノバ・ギターの初心者向けの教則本も用意したのですが。

前から好きだったジャンゴ・ラインハルトの「マイナー・スイング」に挑戦してみました。もちろんソロ・ギターではなく、リズム・ギターのパートのみ、youtubeの様々な画像を参考にして。

楽譜もネット上から取り込んだり、ギターのコードを書き込むハンコも買ってみました。楽譜に和音が載っていない場合、最初は手書きで6つの弦とフレットを書いて、そこに運指を書き入れる。これ、けっこう面倒です。

下の方の楽譜の、下の方に押されているのが「ギター・コード・スタンプ」(700円)です。右端に押し損なったコードもあって、分かりやすい?かも。

「マイナー・スイング」に戻ると、Am、E7,Dm6の3つのコードのバリエーションと、カッティング(英語ではstrumming)のこれも歯切れよさとバリエーションで、何とか乗り切れる。後はイントロとアウトロ(と英語で言っていましたが、エンディングのフレーズ)をうまくできれば、ソロなしでも何とか聞ける(ように思えます)。

ただし、本物を聞くとギター・ソロ(ジャンゴ)はもちろんいいのだけれど、ステファン・グラッペリのバイオリンのソロが効いています。他の演奏を聞いてもバイオリンがいい味を出していて、演奏者は女性が多い。ギターはまだ男性の楽器かな。

「マイナー・スイング」については自分のブログ本でも書いたけれど、マイナー=短調だけれどスイングする、そのコントラストがいいと思います。またジプシー的な曲調のそこはかとない悲しみと生きていく力強さがない交ぜになって。うーん、それって前の表現と同じことを言っていますね。たぶん調性とリズムの対位法的なコントラストが両義的な複雑でかつ良質な音楽を生み出しているとも言える(かな)。