Director's Cut『恐怖の報酬』の場合

 前のhatenaのブログが終了するって聞いていたけどのんびり続けていたら、いきなり昨日で切れました。ちゃんとこちらに移行しますと報告すべきでした。

 

 今度のDirector's Cutはコッポラのワインではなく、ウイリアム・フリードキン監督の『恐怖の報酬』(1977)。

 映画館の株主招待券、1月31日までのをもらったので、午後の仕事と夕方の食事会(飲み会?)の間の時間という制約がありこの映画を選びました。ま、フリードキン監督は『フレンチ・コネクション』(1971)、『エクソシスト』(1973)という傑作もあり、それなりに期待も。

 午後は自分の担当する科目の試験監督をして答案をもらい、友だちの「ミツヤ・カフェ」へ。別な友だちもお客としていました。さてタカトシ・ランドの突然の訪問は、スタッフが予めタレントが誰とは言わないでお店に取材の許可を得ていたという事でした。

 その後本当に久しぶりの映画館。たぶん60才になった時にシルバー割引で『ロッカー』をファクトリーで見たような。映画館の雰囲気も悪くはない。特に音響は家ではないような迫力がありました。爆発の場面がたくさんある映画でもありましたし。

 映画の方は撮影したけれど1977年版にはなかったラスト・シーンが挿入されてアン・ハッピーエンドになっています。それ以前に映画としてストーリーも映像もいまいちでした。『フレンチ・コネクション』でポパイ(ジーン・ハックマン)の相棒として印象に残ったロイ・シャイダーも大変な撮影だったと思いますが。彼はこの映画の前後に『ジョーズ』(1975)と『オール・ザット・ジャズ』(1979)にも主演していい演技を見せていますが、注目されるきっかけとなった『フレンチ・コネクション』のフリードキン監督の映画なので断れなかったのか。お金の無駄遣いのような作品でした。