2021-04-02から1日間の記事一覧

『東京物語』の紀子の孤独について

小津安二郎監督が原節子を初めて起用した『晩春』(1949)から、『麦秋』(1951)、『東京物語』(1953)で彼女は共通して「紀子」という役名で出ています。前2作は婚期を逸しかけた?娘、最後は未亡人。 さて小津本の20数冊目は『「東京物語」と日本人』と…